扇澤 郁の 世界選手権リポート |
2001/07/11UpDate
扇澤です。イヤー、失礼しました。期間中一回もレポートしませんで申し訳ない。
まー、いろいろ言い訳はできますが、とりあえず世界戦を振り返ってレポートします。
今回日本チームの成績は、期待はずれの国別6位。何とも情けのない成績でした。すべての原因は私、扇澤の不調にあります。国別の順位のつけ方は、その国の選手のうち高得点を取ったパイロットから3人分の得点をワンタスクごとに、合計して日々加算していきます。表彰台に上るためには、各タスク少なくとも一人はトップテンに食い込み、2人は20位以内が望ましいわけです。
本線直前の現地トレーニングのときからどうも他の日本チームのメンバーは悟ったかのように、落ち着いた飛びを繰り返し頭の中をフラットランド仕様に調整しているような感が伺えました。フラットランドでのフライトは焦りは禁物。ゆっくりミスなく最後までが基本ですから、これでいいのですが。
しかしグラナダには、かなり過激な山岳コースももうけられるケースがままあるのです。
フタを開けてみれば、フラットランドに飛んでいったのは、7本成立した中2本だけ。さすがにその2本では辻強が本領発揮、トップテンでゴールを決めてきました。しかしその他は山岳コース、それもリーサイドの激しいやつが多くて、思い切りよく飛ばさないことには結果が出ないやつの方が大半を閉めました。
タスク1:
多少遅れたものの、最終パイロンを回ったときは十分トップ10を狙えるポジション。ファイナルグライドに移るがフライトコースを間違え、途中着地しそうになりながらも何とかゴール。ちょっとがっくり。
タスク2:
途中までは飛ばしに飛ばし良い感じだったのですが・・・。スイスチームのハンスとステファンと私で行った中で私だけが脱落、又生き残りをかけた死闘が始まり何とかリカバリー。まあまあ距離を伸ばす。
タスク2を終わった時点で、こんなにミスをしている私が20位前後で日本人ではトップの成績。このままでは先が思いやられる。と思ったことですべてが終わったわけでした。
ここまで調子は良いもののワンミスで成績が出ない状態。焦りは最好調(最不調)なわけです。
タスク3:
いわずと知れたオオタコ。難しい局面でトップグループのガグルの一番下からトップ狙いで仕掛けてしまった。高さが100m高ければ天国。その下は地獄のコンディション。ここぞと言う時に犯してしまうミスを2年間費やしそこまで行った世界戦の舞台で抱いてしまうとは、なんとも精神修行が足りないのか、読みが甘すぎるのか?チーム戦をこれほど意識していたにもかかわらず、結果一人で勝手にもがいてしまってしまった3本のタスク。ひとりよがりを悔やみました。長野オリンピックのジャンプ団体で失敗した原田は、こんな気持ちだったのだろうなと思いました。
パラグライダーの大会は、如何に冷静な精神状態を保てるかがすべてです。わかってはいたものの危機感が足りない甘い気持ちが、最悪の結果をもたらしてしまいました。
すでに、雪辱に燃えています。燃える気持ちをどこまで保てるか、次は完璧なチームを実現させます。戦いは始まっています、2年後はやるぞ。

日本チームのみなさん

立体地図

辻選手

サポートの良太くん

空中からの風景