2009年5月23日〜24日は、今シーズンのチャレンジリーグにTeam-Cとして参戦する初戦となった「グランボレOpen Cup2009」。4月下旬にTeam-Cのホームである立山エリアがオープンし、ようやくTeamとしての活動が本格的に出来るようになりました。

今回参加した隊員は藤野、小林、西尾、堀田、ゆう子と、この大会が初陣となる山本の6名。富山出発は午前2時30分。小林隊員が富山組を回ってピックアップし、堀田隊員が山本隊員をピックアップして北陸道の越中境PAで合流の予定でした。昨年のグランボレでは上越までを北陸道で、その先は「ほくほく街道」で越後湯沢まで下道でショートカットして関越道に乗るルートを選択しましたが、今年は”1,000円”の恩恵を受けるために全線高速。到着目標は7時です。

富山から長岡付近までは曇り空でしたが、関越に入ると所々で雨。雲低も低く場所によっては本降り状態でしたが、群馬県に入ると一転して空は青空に変わりました。風の予報は北西でしたが、お日様が見えるだけで何故か嬉しく期待してしまうのは何年経っても変わりません。飛べるかどうかは微妙ですが、とりあえず朝食をとるために高速をおりてファミレスへ行き、その後エリアへ向かいました。

 

所々雨でした(左) 群馬に入ると晴れてます(右)
 
受付は7時から。しかし風向きが悪いと言うことで、既に「飛べるところでフリーフライトでも・・・」と言う話が聞こえてきました。本日のゲストである扇澤氏も同じ事を言っています。どうやら小出にある「鳴倉エリア」へ行くとか。来る途中は雨だったんですけどねぇ・・・。

8時を回った頃から開会式が始まりました。競技委員長のガンちゃんこと岩村さんも「今日は難しい・・・」と。やっぱりですか。9時までウェイティングし、その後は希望者のみ鳴蔵へフリーフライトへ出かけると言うことになりました。しかも主催者が送迎してくれる(と言っても全員は乗れないので、乗れなかった方は自分の車で移動)と言う嬉しい対応です。Team-Cも全員フリーフライトに出かけることになりました。集合場所は鳴倉エリアのそばにある道の駅です。
 
グランボレエリア
左:大会委員長の根岸さん 右:競技委員長の岩村さん
左:ゲストの扇澤氏 右:集合場所の道の駅
 
 

鳴倉エリアは関越道の小出ICからすぐの場所にあり、現在もJリーグの大会を毎年開催しているエリアです。藤野は参加したことがありませんが名前はよく知っていますし、エリア管理者である南雲さんも尾神の大会でお会いしたことがあります。この日はその尾神でJリーグの大会があると言うことで南雲さんは不在でしたが、地元の方々が歓迎してくれました。最初に見学したランディングは正直なところ「狭いなぁ・・・」と感じました。すでに田植えが終わっている時期であり、ここは魚沼産コシヒカリのご当地と言うこともあって水田に浮かぶランディングと言う感じです。しかも田んぼ3枚分くらいのスペースです。かなりのプレッシャーになります。そして、順番にテイクオフへ送迎となりましたが、テイクオフまでのアクセスもなかなかワイルド・・・。途中までは舗装路で行く事が出来ますが、途中からは舗装もなく斜度も大きくなって行き、「テイクオフまであと少し・・・」と言うところからはかなりの斜度。人を乗せて上がることが出来ないと言うことで、荷物だけ車に乗せて人は徒歩でテイクオフまで移動です。なかなか良い運動になりました。

テイクオフは山のピークに作られており山頂部分はフラットになっています。ここから出ると斜度がやや緩く感じますが、最終的には崖っぷちのように山が切れ込んで行きます。西向きのテイクオフではサイドフォローとなる南西の風がそよそよと吹き、すぐには出られそうにないムードとなりました。続々と選手が上がってきますが、まだ誰も飛びません。そんな中、X-ALPSのトレーニングで登山して来た扇澤氏が到着。弱いサイドの風の中をダミーがてらテイクオフして行きました。それに続いて藤野もテイクオフ。先行する扇澤氏のコースをそのままトレース。ほとんどリフトに当たることもなく、あの狭いランディングに降ろすことが出来ました。ランディングでは、フライトをキャンセルした堀田隊員が迎えてくれました。後続を待ちながら昼食のおにぎりを頬張って見学タイムとなりました。

 
左:鳴倉のランディング 右:最後の難関・・・
左:鳴倉のテイクオフ 右:山頂で記念撮影
左:テイクオフ直後に山頂を・・・ 右:尾根線を飛行します
左:水田はまるで池のようです・・・ 右:関越道の小出IC
 
テイクオフの風は若干難しい状況が続いた様で後続はなかなか出てきませんでしたが、1機また1機と機体がテイクオフして来るのが見えました。ランディングも風もやはり安定せず、狭い上に風も微妙と言うことで難しさを際立たせていました。そんな中、続々と選手がテイクオフしてフリーフライトを楽しみました。小林、山本、ゆう子、西尾隊員の順に飛び、つかの間のフライトを終えました。
 
左:フライト中の小林機 右:ランディングにて・・・
左:ランディングした山本隊員 右:フライト中のゆう子隊員
 
 
今年のチャレンジリーグはフライトだけではなく、毎回違ったテーマの「セミナー」が開催されることは京都の時にご紹介しました。最初のセミナーは藤野が講師を務めましたが、今回は鈴村講師による「GAPスコアリングシステム」に関するセミナーです。GAPの説明はJPA競技事業部のホームページでも行われていますが、難解なロジックに理解出来ない選手も多いのではないかと思います。今回のセミナーでは、実際の大会リザルトを元に「何故そのような得点配分になったか?」などをわかりやすく解説していただきました。やはり選手たるもの、スコアリングシステムの理解は必須だと思いますよ。どうすればより多くの点数がもらえるかを知り、より多くの点数を獲得するために努力する。そしてその得点で順位が決まる・・・これが競技ですからね。
 
鈴村講師によるセミナー・・・好評でした
 

 
セミナーが終了し、そのままパーティーに突入です。昨年もエリアkの方々の気持ちが伝わってくる暖かいもてなしのパーティーでしたが、今年も手作り感が一杯のパーティーでした。新しく名物にしようと画策?していると言う「みなかみフォンデュ」はとても美味しかったですね。グランボレエリアの学生たちが忙しく動き回り準備をしてくれたそうです。しかし・・・私たちは宿で夕食を頼んであるので、それなりに料理をセーブ?しながら談笑したのでした。
 

左:根岸社長による挨拶  右:半谷社長による乾杯

パーティーにて
 
パーティーが終わると、そのまま宿へ行き再び?食事です。結構な量がありましたが、みんなで楽しく話をしながら食べるとそれなりに入るものですね(笑)。競技が出来ればミーティングとなるのですが、今日はお風呂に入った後でフリートーク(雑談ですね・・・)タイムとなりました。
 
宿にて・・・
 
 
朝は雨音で目覚めました。昨年と同じパターンです。僅かな希望は今年も裏切られ、4年連続の不成立が決まってしまいました・・・。閉会式では選手全員が自己紹介するようなシチュエーションになり、私たちTeam-Cも選手の前で自己紹介させていただきました。来年こそは良い天候に恵まれて成立してもらいたいですね。

帰りは上越まで下道で移動し、途中観光をしながらのゆっくりとした移動を楽しみました。これはこれでアリですよね。飛べない時は飛べない時なりの過ごし方をしなければ・・・。地元名産の生湯葉や豆腐をお土産に買い、さらに昨年行った「匠の里」ではこんにゃくを仕入れました。越後湯沢では小林隊員オススメの「へぎそば」をたっぷり堪能し、帰路に付きました。
 
閉会式
左:有名な豆腐屋さん 右:匠の里
左:グランボレを開く前の調査用テイクオフらしい・・・ 右:昨年お世話になった喫茶店
左:散策中 右:越後湯沢駅前の中野屋さんで食べたへぎそば(12人前)
 
今回は今年初戦のメンバーが殆どで、山本隊員は初陣だったので飛べなかったのは残念でしたが、次回に向けてさらに訓練して臨みたいと思います。次回は五竜に参戦の予定です。一度訓練フライトに行きましょうかねぇ・・・。
 
 
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