Team-Cの「大会日記-2008」 −PNL COO-XCカップ編-

2008/03/27UpDate


 今年のシーズンインは3月も半ばになってから・・・。理由は息子が高校受験で頑張っているんので、親父が飛んで遊んでる訳にはいかないと言うことで、受験が終わるまでは飛ばないと言うことで自粛していたからです。入学試験は3月11日・12日の2日間に渡って行われ、その後はとりあえず自粛が解除と言うことで15日には獅子吼で初飛び。そして、18日の合格発表(見事志望校合格でした!)が過ぎ、今年初の大会であるCOO-XCカップへ出掛けることが出来たのでした。


悪天の中へ・・・

 3月20日から4日間開催の「COO-XCカップ」。21日は有休にして、今年初戦となる大会へ。今回は、Pikaichiだけしか行かないので、呉さんや小名木さんと一緒に行くことにしました。19日の夜に出発し、諏訪の呉さん宅へ到着したのが0時過ぎ。3時過ぎには出発なのですが、いろいろ話をしていたら2時を回ってしまったので、仮眠が出来たのが1時間程度でした。

 3時30分頃には予定通り、雨の中を諏訪出発。中央道〜圏央道〜関越道〜外環道〜磐越道と乗り継いでの移動です。1週間前の予報(予想天気図)では4日間とも高気圧圏内で飛べそうだったのに、いつの間にか期間中で期待出来そうなのが日曜日くらいと言う状況なので、正直な話会社を休んでまで4日間行く必要があるのかと思いましたが、当初の予定だから(宿も手配してあったし)仕方ありませんね。眠いのを我慢しながら移動すること4時間(途中休憩あり)余りで茨城県はCOOエリアへ到着です。

さくらと武蔵(左)  さくら(右)

 受付を済ませてから一旦エリアを離れ、もう終わりがけと言う「イチゴ狩り」へ。30分でお一人様¥1,100也ですが、「好きなだけ居て下さい」と言われてビニールハウスに入りました。頑張って赤いイチゴだけを食べますが、やはり限界があって結局30分でギブアップ!!その後は再びエリアに戻り、丁度クロカンセミナーを開催していたので少し勉強して昼食のおもてなしを受けました。この日はこれで終了。

都会の道路は難しい・・・

 呉さんの知り合いで、富士見パノラマで飛んでいるKさんからお誘いがあり、Kさん宅へ行く事になりました。自宅は東京都心にあり、磐越から首都高に入って車線を右へ左へ移動しながらなんとかKさん宅へ到着。都会の1等地に居を構えるKさんは、まさにセレブと呼ぶにふさわしい方でした。ガレージにはフェラーリやベンツなどの高級車、スポーツカーが置かれ、自宅と言うのにエレベーターまで付いている。リビングも広々として大画面の液晶テレビ。はっきり言ってPikaichiとは程遠い生活空間。ここで夕食をご馳走になり、パラのビデオを見ながら盛り上がりました。初対面のPikaichiまでお邪魔してしまって、ホントにありがとうございました。

車は高級車やスポーツカーばかり・・・

 帰りは途中コンビニに寄ってから・・・。「ミニストップ」のソフトクリームが食べたいと呉さんが言ってましたが、今日は「鹿男あをによし」の最終回だから22時まで宿に帰りたいPikaichiの主張が通ってミニストップは明日以降に持ち越しになりました・・・(笑)。宿ではさすがに寝てないためか、そのまま爆睡となりました。

2日目もキャンセル・・・

 2日目は日差しも見える朝でしたが、風がビュービューでとても飛べそうな天候ではありません。さすがに疲れが出たのか、起きたら既に8時過ぎ。朝食は8時30分までだと言うのに、ギリギリに行ってご飯を食べ、お風呂は朝9時までなのに9時頃入って、それからエリアへ移動となりました。

 エリアに到着すると、既に「本日キャンセル」の張り紙が公式掲示板に貼られていました。でも、11時からはカレーライスのサービスがあるとのことなので、しばしウダウダ・・・。そして、カレーライスを頂いてから水戸の偕楽園へ観光に行く事になりました。長い間パラの大会に参加していますが、観光らしいことはしたことがありませんでした。偕楽園と言えば日本三大名園の一つに数えられる場所なので、一見の価値はあります。梅の花もさぞや綺麗だろうと言うことで、昨日食べ損ねたミニストップのソフトクリーム(実際はプリンパフェ)を食べた後で、一路水戸へ向けて出発です。

呉さんと徳川斉昭公・七郎麻呂(慶喜公)像(左) 何故か白鳥がうろうろ・・・(右)

 さすがに偕楽園までは1時間以上の時間を要しましたが、平日と言うのに観光バスもたくさん止まっていて観光名所と言うムードが漂っていました。風が冷たかったのですが、じっくり散策して三大名園を堪能しました。



偕楽園にて

 偕楽園を後にして、那珂湊まで足を延ばして海産物を物色。軽く回転すしに寄って3皿だけ食べました(夜に備えて少なめにしました)。また、呉さんがPikaichiの息子の高校合格祝に電波時計(腕時計)を買ってくれました。ありがとうございます。高校には時計がほとんど無いらしいので、時間の狂わない電波時計はありがたいです。遠慮なくいただいておきます。

晩御飯は韓国料理・・・

 当初の予定では、今晩の食事は「あんこう鍋」のはずだったのですが、予定が変わってつくば界隈の「韓国家庭料理店」へ行く事に。サムゲタンをいただきましたが、正直なところPikaichiはちょっと苦手な味(と言うか香りか)でした。キムチやチヂミは美味かったけどね。
 この日も宿に帰ったのは遅くて23時30分過ぎ。フロントのお兄さんは、明らかにPikaichi達を待っていた感じ。鍵を受け取ると電気を消して事務所に消えて行きました。今日も疲れたので、そのまま爆睡になるでしょう・・・。

 さて、明日は飛べるかな

3日目は北風・・・

 朝6時に起床し朝風呂に浸かりに行く。パッチリ目覚めて外を見ると快晴の空。八郷盆地には接地逆転が見えるのですが、最高気温の予想は17℃ですから日中には取れるでしょう。ただ、気になるのは北風。上空は終日北が残ると思われ、場の風である東や南東風がどこまで入ってくるのか?が重要になります。

 7時過ぎには同じ「国民宿舎つくばね」に泊まっている選手達がゾロゾロと出発して行きます。Pikaichi達はゆっくり朝食をとってから出発。エリアに着くと、幾つかのパイロン、ゴールが新設されており、新たにGPSへ入力。北風が強いので、テイクオフには移動せずドームテント内で9時からブリーフィングとなりました。おかげでゆっくりと時間が過ごせました。

快晴だけど北風強し(左) パイロンを入れてます(右)

宇都宮ゴール・・・

 風も弱まったのでテイクオフへ移動。南西方面のゴールを使ったタスクと、宇都宮エリアをゴールにしたタスクの2案が仮発表される。いずれのタスクもかなり難易度が高いが、宇都宮タスクはある意味未開のタスク。順当なのは前者だが、タスクコミッティーはチャレンジブルな宇都宮ゴールタスクを採用。

D01-B25(Start)-B25-B43(2000m)-A80(Goal) 63.6km

 エラップスタイムレース。ゲートオープンは13時。今回のテイクオフも宇都宮で採用された「オーダーランチ制」が採用されました。Pikaichiのテイクオフ優先順位は39番。ただし、メインのテイクオフ後方にある北テイクオフ?はフリー(ただしサポートなし。自分で出られる人のみ)で利用出来るため、呉さんもPikaichiもここからテイクオフした。


テイクオフにて

 出て見ると渋い。サーマルトップも低いので、最初に出た選手も含めてNASA前やテイクオフ近辺に選手が溜まるものの、それでもみんな筑波山に向かって移動して行く。Pikaichiも猿公園に届く程度の高度で移動を始め、猿でもそこそこ粘って筑波山へ移動。しかし、取り付いた位置はロープウェイの山麓駅より下。その辺りで赤いRaが粘っているのでそこに入る(チャイさんだった)ものの、渋いことには変わりなく、ジワジワと流されながらサーマルを探って上げては筑波山に向けて移動〜高度を落としてやり直し・・・ってことを繰り返す。小名木さんも頑張って粘っているけど、みんなが頑張っている東面はもう暗い。時間も15時を過ぎてしまった。もう上げて筑波山頂を取って平野へ抜けるなんてことは不可能だろうと思った瞬間、今年初タスクだったこともあってか急激に疲れがどっと出た。粘るのも嫌になり、そこそこ高度もあったので、メインランディングへ向かって帰ることにした。呉さんは猿公園で遊んでいたそうだけど、やはり見切って降りることにしたそうで、Pikaichiはメインランディングに降りた時には機体を畳んでいました。小名木さんは宿である「国民宿舎つくばね」の近くに降りたそうです。お疲れ様でした。

粘るも・・・

とりあえず成立

 帰着すると、焼肉が用意されていました。こう言うもてなしはありがたいですね。タスクの方も、ゴールこそ出なかったもののトップは33Kmくらい飛んだそうです。みなさん、お疲れ様でした。


焼肉です

 小名木さんは仕事の都合で今日帰ることに・・・。残念ですが、お仕事頑張って下さい。Pikaichi、呉さんと大滝さんの3名で宿へ帰り、まずはお風呂へ・・・。呉さんは焼肉の時にご飯を3杯食べたので腹一杯らしいけど、Pikaichiは1杯しか食べてないので、コンビニへ夜食と明日のお昼を仕入れに行き、再び宿でいろいろ話をしてると何と1時を回ってしまった。明日は最終日なので、これで寝ます・・・。

最終日

 今日が最終日。宿をチェックアウトしてからエリアへ移動。今日は東〜南東風の予想。ただ、天気は下り坂なので、高層雲が午後から張ってくる可能性もあるとのこと。それらを加味して今日もゴールが新設されていました。羽黒ゴールです。北へ行くとまだまだ北風の影響が残っているため、白河などの北上タスクは無理らしく、真岡ゴールか羽黒ゴールのタスクが検討されていました。

則さんにもらったバナナケース(左) 最終日のテイクオフから見る空は霞み気味(右)

 気象条件を詳細に検討し、テイクオフでのブリーフィングでも2案のタスクがギリギリまで検討されましたが、結局真岡ゴールタスクが採用されました。

D01-B05(Start)-B05-D02-B05-B06-A66(Goal) 42.4km

 今日もエラップスタイムレース。最初出た選手達は上げ渋っていましたが、徐々にコンディションも整い始め、タスクがスタートしました。Pikaichiもそこそこの時間にテイクオフする事が出来、ゆっくりながらもタスクをこなすことが出来ました。やはり春のサーマルらしくバンピーな突き上げるようなサーマルもあって気が抜けないのですが、飛んでて楽しかったですね。そうそう、書き忘れましたが、Windowsモバイルを利用したCompeGPSポケットのナビゲーションは今回失敗です。何故か途中で電源が落ちてしまい、全く使い物になりませんでした。原因を究明して次回の大会ではちゃんと実用になるよう改善したいと思います。

最終日のテイクオフ風景

 呉さんも頑張ってゴール。Pikaichiも初戦でゴールだったので、まぁ幸先の良いスタートを切れたのではないかと思います。

ゴールへ向けて

 今日のタスクは大量のゴール者が出て、真岡ゴールは大賑わいだったようです。後半(午後)からコンディションが良くなり、羽黒ゴールも出来たかもしれないけど、タラレバになってしまうんでそれは言いっこなしってことで。これはこれで良かったんじゃないかと思っています。高層雲が張って渋くなる可能性も否定出来なかったから。

 でも、やっぱりゴールするって嬉しいし楽しいですねぇ。ゴールから帰る車の中も楽しいしね。良かったよ。ホント。

ゴール(左) ゴールでは苺が振舞われました(右)

上出来かな・・・

 初戦としては上出来でした。シビアに考えれば当然反省点もあるし、練習しなきゃならないことは山のようにあるんですけど、まぁ、今回はこんなもんってことで・・・。その後はいろいろ事情もあって帰路に付きました。

 今回は、呉さんにとてもお世話になりました。ありがとうございます。また次回もお願いします。

 次の大会はグランボレの予定です。その次は立山です(こちらはスタッフですが)。いよいよシーズンが始まりました。みなさん、今年もよろしくお願いしますね。

※最近、日記を仕上げるのに時間がかかるようになりました。楽しみにしてた方々、ホントに遅くなってゴメンなさい。


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