Team-Cの「大会日記-2007」 −PCL デサントバードマンカップ獅子吼編-

2007/10/30UpDate


 6月開催予定だった獅子吼のデサントバードマンカップは、梅雨入りの天気に開催が難しくなり秋へ延期に。今年で26回目を迎えるデサントバードマンカップは昨年までハンググライダーの大会だったのですが、今年からはパラグライダーの大会に衣替えし、おそらく来年以降も獅子吼の伝統ある大会として開催されることでしょう。
 さて、延期された大会は一体どうだったのでしょうか?


雨の初日・・・

 10月27日〜28日は、お隣石川県にある獅子吼高原エリアでJCL第8戦である「デサントバードマンカップ獅子吼2007」。Pikaichiは今年最後の大会であり、尚且つテクニカルデリゲートとしても3戦目になり最後の任務。なかなか成立しない今年のチャレンジリーグにあって、残すところ獅子吼、三加茂、FINAL(COO)の3戦でリーグの結果が決まってしまうのですが、まともなポイントが計上されたのはスキーJAMの2本、白根の1本の3本のみ。おそらく選手のみなさんも、とにかく3本まともなポイントを揃えようと天候に機体していたと思うのですが、初日は生憎の雨模様からスタートとなりました。

 今回は立山チームとしてPikaichi、西尾君、早風くん、桝谷さん、白根で大会にはまってしまった?ゆーこちゃんの5名に加え、となみ野からは則さん、山本君、北君、有澤さんの9名。チーム戦レギュラーメンバーのPikaichi、西尾君、早風君、ゆーこちゃんの4名で登録しました。
 9時からは「パーク獅子吼」で開会式。そしてその後は「白山青年の家」において、リーグの方向性についての選手ミーティングと、今回の競技委員長である扇澤氏によるセミナーが行われました。

 昼食は「白山青年の家」にて暖かいうどんをいただき、午後からは体育館にて「全日本ペタンク選手権」が開催されました。Pikaichiは所用により参加しませんでしたが、3名1チームで行われたこの大会で、なんと立山チームが優勝の栄冠を勝ち取ることに。メンバーは桝谷さん、西尾君、Pikaichi代理の田方君でした。おめでとう!!

※前半の写真は撮ってません・・・(ごめんなさい)

パーティーは山頂レストランで

 今回のパーティー会場は、ゴンドラに乗って山頂へ移動し、テイクオフのすぐそばにある山頂レストラン。晴れていればさぞかし夜景が綺麗なことだろうと思いますが、残念ながら外は雨と霧によって真っ白と言うか真っ暗。それでも、地元のみなさんやスポンサーであるデサント社の方々のもてなしに感激もひとしおでした。

立山チーム(左) となみ野チーム(右)

 今回のパーティでは、デサント社協賛の賞品をかけたジャンケン大会が催され、いつもは緒戦敗退が決まっているPikaichiが、何故か奇跡の快進撃で決勝まで勝ち残り、見事優勝の栄冠を勝ち取りました。賞品は3名分ありましたが、途中で出品されたコカコーラのペットボトルも加わって決勝進出者の4名全員に何がしかの品物がもらえる状況になりました。が、Pikaichiはお約束でコカコーラをゲットしておきました。(笑)ここまで勝ち残ったのも奇跡でしたから。

則さん、OGI、小名木さん(左) スポンサーさま(右)

 おいしい料理をたくさんいただき、宿に帰ってからはお風呂の後で軽くミーティングをしました。その後は雑談。そして就寝でした。

期待も大きく・・・

 明けて2日目。昨日の雨はすっかりあがり、天気は朝から快晴です。予報も気象データも概ね良好。今日はレースコンディションが期待出来ます。競技委員長の扇澤氏と事前に話し合っていた30Kmタスク実現に向けて準備をしました。テイクオフに移動して、すぐにタスクコミッティによるミーティング。まだ9時を回ったばかりでしたが、パイロンがたくさんあるので仮発表でタスクを記入しておきました。タスク距離は31Km。エラップスレースの予定。

快晴の朝(左) 早風君と西尾君(右)

D99-B65(Start)-B68-B67-B68-B70-B68-B71-B62-B71-B62-B69-B66-B69-B72-B62-A91(Goal)

 今回もプール制ではなくフリーテイクオフ。タスクブリーフィングの後、しばし様子見。ダミーの上がりも確認され、ゲートオープンは11時00分に、デパーチャーオープンも11時。今回もリフライトあり。しかも、デパーチャークローズ時間を設けなかったので、リフライトでもスタート時間はその時点のものを採用することになりました。

一斉にリフライト?

 ゲートが開いてPikaichiが最初にテイクオフ。渋いテイクオフ前はスルーして、ダミーの太田さんたちが上げている北尾根に突っ込むと、程よいリフトで高度を稼ぐ事が出来ました。900mに達したところでスタートの朝日小学校へ向かい、おそらくトップでスタートを切れたと思います。このまま順調にタスクをこなすことが出来ればデパーチャーボーナスをもらえたはずなんですが、朝日小−山頂駅−山麓駅−山頂駅のレグをこなしたところで激渋状態になり、粘るもののジリ貧状態。結局殆どの選手が一旦ランディングする羽目に陥ってしまいました。

テイクオフから平野を望む(左) ブリーフィング・・・(右)

選手達(左) タスクボード・・・(右)

ようやくスタート

 リフライトに急いで上がり、12時過ぎにはテイクオフすることが出来ました。今度は南尾根付近でしっかり上げ、さらにテイクオフ北側でも上げてからスタートを切りました。最初は比較的テンポ良くタスクをこなすことが出来たのですが、やはり低くなると渋く厳しい状況を嫌ってか、上げる回数が多くなるにつれて上げるのに時間もかかるようになりました。せっかくの31Kmタスクだし、テクニカルデリゲートで参加してた前々回のJAMではゴール出来なかったので、今回は絶対にゴールしておこうと思っていました。

スタートパイロン目指して(左) 獅子吼の町と手取川・・・(右)

 やはりパイロンの数が多く、一旦山に戻るタスク設定は時間がかかります。南高圧山と梨笠山のレグでは、途中雲の吸い上げもあって上手く利用出来ればタイムも短縮出来たのでしょうが、今回は上手く利用する事が出来ずに時間ばかりかかってしまいました。おまけに沖だしの舟岡山を取るのも慎重になりすぎて時間を取られてしまいましたが、何とか六角タンク−梨笠山のレグを終えてゴールする事が出来ました。

いろいろ・・・

今シーズン終了です

 と言うわけで今回も1本成立。でも、Pikaichiがテクニカルデリゲートを務めた大会では全て1本以上がデイクオリティ1のタスクが成立しました。これは1000点に値するタスクを3本やったと言う事です。今年の任務は無事終了でした。

 で、他のメンバーはどうだったかと言うと、早風君は結構頑張って飛んでましたね。今回は自分なりにもある程度は納得の行く飛びが出来たんじゃないでしょうか?次は確実にゴールして下さいね。西尾君は残念ながら早めに降りてしまった様です。今シーズンは良い位置に着けてるんで、可能ならばFINALまで諦めずに狙って欲しいです。桝谷さんも自分のペースで飛ばれてました。大会やタスクを十分に楽しまれたようですね。その余裕が良いと思います。ゆーこちゃんは残念ながら2日目はお休みでした。次回(来年かな?)の大会では、ぜひ自分の力を思う存分発揮して欲しいものです。

閉会式

 今年のリーグ戦はナショナルリーグの朝霧から始まり、立山(不成立)、八方(不成立)、JAM勝山、新城、となみ野、白根、獅子吼と参加(任務も含む)して来ました。タスクとしては後半戦でようやくゴールも出来るようになり、そこそこポイントも取りました。来年からはリーグのルールも大幅に変更される予定なので、飛ぶことに対する考え方や取り組み方も改めて考え直さないといけないと思っています。新しいメンバーも出てきてくれたので自分は勿論ですが、チームのメンバーがもっともっと上を目指して頑張ってくれることを願うと共に、一緒に参加してくれた方々に御礼を述べたいと思います。

 来年もよろしくお願いいたします。


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