Team-Cの「大会日記-2007」 −PCL X-ZONE白根オープンカップ編- |
2007/10/15UpDate
「10月の白根ってどう?」、・・・「上がらないらしいよ・・・」なんて言う会話が大会前からささやかれたチャレンジリーグの白根オープンカップ。天気予報も微妙な感じ。さて、大会は如何に?
深夜移動です・・・
10月13日〜14日は、山梨県にあるX-ZONE白根エリアでJCL第6戦である「2007 X-ZONE白根オープンカップ」。旦那さんの転勤で富山に来たゆーこちゃんの元ホームエリアでもあります。元々Pikaichiも白根は比較的好きなエリアです。去年のナショナルリーグではそこそこ飛べて良い思いもしてるし、今回はチャレンジリーグってことで、チーム戦のポイント稼ぎも目的の一つ。
今回は立山チームとしてPikaichi、桝谷さん、冒頭に登場した大会初参戦(デビュー戦)ゆーこちゃんの3名に加え、先週ナショナルリーグがあったとなみ野からは北くんの4名で出発。チーム戦もこの4名で登録してあります。
富山を午前2時集合、2時30分出発の予定でしたが、なぜかみなさん早めに集合になり、2時前には出発することが出来ました。深夜の移動は車も少なく順調だったのですが、安房トンネル入り口で、「この先橋の工事をやってて朝4時まで通行止めなんですよ」って・・・。Pikaichiが白根の大会に行く時は必ず何らかのイベントがある。今回もご多分に漏れずでした。やむを得ず白骨温泉の山周りを強行。元のコースに戻った頃には2時30分出発スケジュールとほぼ同タイムでした。まぁ、7時30分の受付には確実に間に合うのでこれはこれでOKでしょう。ETCの通勤割引を利用するため、時間調整に八ヶ岳PAで休憩。白根エリアには7時頃に到着しました。
白根エリア(左) 受付三人娘(右)
受付の7時30分にはまだ時間があるものの、やはり選手の長い行列が・・・。Pikaichiはこの間に白根では恒例?の特等席へ行っておりました(笑)。
長いウェイティング
選手は車、クライマーの双方でテイクオフへ搬送。Pikaichiたちは最終便で上がる事になりました。今日の天候は午前がやや北ベースの風、午後からは南寄りに変化してくるデータなので、競技はおそらく午後からになりそう。なので、結構長いウェイティングになるかもしれませんでした。
GPSチェックイン(左) 移動の車待ちです・・・(右)
テイクオフに到着すると、すでにプロビながらタスクが発表されていました。何とチャレンジブルな33.3Kmのエラップスレース。競技委員長からも「ウェイティングは少々長くなります」とアナウンス。この間にルート設定をしたり、タスクの確認をしたりと、ゆっくり過ごす事が出来ました。特に、今回初参戦のゆーこちゃんや白根の女の子たちは、GPSの扱いに苦労していたようです。まぁ、慣れるしかないからね。頑張ってね。
プロビながらタスク発表(左) 大会委員長の伊代野さん(右)
天気は良いけど安定層が取れない、南風がなかなか入ってこない状況が続き、ダミーも少しステイしては視界から消えてゆきます。やはりウェイティングは長くなりそうです。
テイクオフから甲府方面を望む(左) 風は良いが・・・(右)
いよいよ・・・
13時前には時間的なことを考慮して、プロビで発表されたタスクをベースに一部を修正した26.0Kmのタスクが発表されました。
D70-B20(Start)-B03-B04-B13-B03-B05-B13-B03-B05-B17-B03-B05-B17-A52(Goal)
今回もプール制ではなくフリーテイクオフ。ダミーの上がりも確認され、ゲートオープンは13時40分に、デパーチャーオープンが14時に設定され、みんないそいそと準備に勤しんだのでした。
タスクボード(左) 準備するゆーこちゃんと北くん(右)
B05が・・・
ゲートが開いてPikaichiもテイクオフ。そこそこのリフトがあったはずなのに、一旦激渋のタイミングにはまってしまい、あわやランディングの憂き目に遭う。が、何とかリッジと復活したサーマルでゲインし、高度1400mくらいでB20へ向けてグライドを開始。意外と沈まないコンディションに、テンポ良く回ることを考える。
B20へ向けて(左) ロゴ入りです・・・(右)
ロゴ(左) ガーグル・・・(右)
神社から八ヶ岳方向を望む(左) B05アタック・・・(右)
そうそう、前回写真を撮ることを忘れてしまったPikaichiの機体。翼端に貼った「Team-C」のロゴと、「pikaichi.info」の文字を今回はしっかり撮影しておきました。サーマルはそれほど強くないものの、所々で突き上げる感覚もあって上手く絡まないと上げられない印象。上げるポイントも限られるので、周囲は機体が一杯。接近したりコースがかち合ったりして危ない場面もあったみたいですが、とりあえずはタスクを順調にこなして行けるコンディションではありました。
が、沖の橋を取って2回目の神社を取った後のB05には大苦戦。上空も雲に覆われて日射もなくなり厳しいムードに拍車をかけています。シリンダーに近づこうと頑張りますが、高度はジリ貧・・・。本日のPikaichiはここで力尽き、「河原に降りても良いけど、ここまで回収に来てもらうのも気の毒だからメインランへ帰ろう」と言うことで、ギリギリの高度に感じましたが無事に届いてランディング。チームの中では最初に地上に降り立ったみたいです。
最後まで粘る・・・
Pikaichiが降りても選手はたくさん空中に浮いています。空ははっきり言って暗いです。でも、弱いリフトを捕らえてみんな粘りながらタスクをこなしています。凄い・・・!!そのうちにゆーこちゃんが降りてきて、「楽しかったぁ・・・!!」と言って喜んでました。たくさんの選手の中を飛んだにもかかわらず、自分なりにタスクも回って嬉しかったようです。良かったですね。デビュー戦で楽しめて。16時を過ぎてランディングクローズの16時30分まで選手は飛び続け、桝谷さんや北くんもその頃ようやく降りて来ました。いやぁ、お疲れ様でした。
粘る選手(左) ゆーこちゃんご帰還(右)
お疲れ様(左) ゆっきーちゃんご帰還(右)
お疲れ様(左) 北くん悔しそう・・・(右)
桝谷さんもご帰還・・・
結局ゴール者は出ず、B05が鬼門になってしまいました。そんな中でも2回目のB05をクリアした選手が数名居るらしく、その中にはC3の選手も含まれているらしいです。凄いですねぇ。恐れ入りました・・・。
パーティーです・・・
帰着を済ませてPikaichiたち男性陣は宿である「ホテル白根」へ移動。その後にパーティー会場へちゃいさんの車に便乗して行きました。パーティーでは成績発表もあって、総合トップはC3の女性選手であることが判明。素晴らしいですねぇ。得点もトップは600点以上付いているので、タスクとしては良かったのかな?と思います。でも、ちょっと頑張りが足りなかったPikaichiは反省モード・・・。(と言うか、パーティーではオネムモードだったかな?)
パーティー
パーティーから宿へ帰ってからは、お風呂に入って疲れを癒し、そのままベッドで朝まで爆睡しました。
予報が変わって・・・
朝目覚めると時間は何と7時。ホントに爆睡してしまった。雨だろうとタカを括っていたPikaichiは、窓の外を見てさらに焦りました。なんと日差しがあるではありませんか?予報が変わったらしく、午前中は薄曇、午後からは曇りと言う話。去年のナショナルの時もこんなムードで大会が出来た記憶が甦る。うーん、とりあえずテイクオフには上がるだろうから、ちゃんと受付時間守っとかなきゃまずいよな?と思って急いで準備。そして出発。
薄日差す・・・
受付時間に何とか間に合い、それでもやっぱりテイクオフへはほぼ最終便。気象データは昨日と似た感じで、もしかしたらレースが出来るかもしれないことを示していました。僅かな希望を持って本日もウェイティングとなりました。
有意義な時間・・・
待つ間に今回も選手ミーティング。来年のリーグに関して競技事業部としてアナウンス。チャレンジリーグはナショナルリーグの2部リーグ的な位置づけで、タスクも従来のような小振りなものではなく、基本的にはナショナルリーグに準じたものとして運営する方向になることなど、現状でアナウンス出来る範囲で説明しました。まだまだ議論の最中なので、詳細はお知らせできませんが、決まり次第JPAのホームページに掲載される予定です。
さらに、今回大会が初めての選手向けに競技委員長の半谷氏自らが大会に関するレクチャーを開催。気象データの見方や日頃やっておくべきことなど、初心者のみならず選手全員にとっても有意義な内容でした。殆どの選手が聞き入っていました。
大会初心者向けセミナー?
残念ながらキャンセル・・・
昼を回った頃から気温が下がり始めました。地表気温も下がっているためレースコンディションが期待出来ないことから、残念ながら競技はキャンセルになりました。でも、昨日のゴール地点までぶっ飛びで降りることになり、みんな2.8Km先のA52までぶっ飛び大会。これもまた楽しいもんですね。滑空比で届くか心配ってことでしたが、風も弱いのでみんな無事にA52まで飛んできました。
A52へ向けて(左) A52上空(右)
北くん(左) 桝谷さん(右)
ゆっきーちゃん(左) ゆーこちゃん(右)
次は獅子吼?
と言うわけで今回は1本成立。でも2日間飛べたしみんな楽しんだみたいなので、これはこれで良かったんじゃないかな?次は獅子吼のチャレンジリーグ。Pikaichiがテクニカルデリゲートです。今度も楽しんで飛べたら良いですね。
閉会式