Team-Cの「大会日記-2006」 −JPA FINAL EVENT編−

2006/12/06UpDate


 12月の第1週。雪の便りも聞かれる北陸地方を後に、朝霧で行われる今年最後のオープンリーグであるFINAL EVENTに行ってきました。ナショナルリーグは既に四国で終了していたので、Pikaichiの今回の目的はC2年間ランキングで良い位置に付けている西尾君の応援?なのでした。


トラウマ・・・

 獅子吼オープンカップの頃から出張・大会と、週末は必ず出掛けるスケジュール。それもこれで最後と言うわけだったのですが、四国の大会ではそのツケが溜まって体調を崩す事態になってしまい、同行してくれた則さんや山本くん、現地でお世話になったちゃいさんや多くの方々に迷惑をかけて申し訳ありませんでした。今回は体調もまずまずでしたが、夜中移動で現地で仮眠と言うパターンは敬遠し、一旦寝てから夜中出発して朝現地入りする計画で出発しました。ハッキリ言ってトラウマになってます・・・。

 今回の参加はPikaichi、西尾君、早風くん、小林さん、となみ野の北くんの5名。北くんは出張中なので直接現地入りすると連絡があり、いつものように空港横の駐車場で待ち合わせ、午前1時過ぎに小林号とPikaichi号で出発。安房トンネルを抜けると雪がチラつく天気でしたが、山梨に着く頃には空は満天の星空。そんな中を走る事5時間余りで無事朝霧に到着したのでした。

バタバタと・・・

 7時00分からの受付を済ませ、30分からはテイクオフへの選手送迎が始まる。慌てることもないので、ゆっくりコーヒーでもすすりながら時間を過ごす。気象データを見る限りでは風が強そうだが、朝霧を良く知る人にとってはそれ程でもないようで、良い条件に期待しつつテイクオフへの車に乗りました。

猪頭ルールの受講です・・・(左) 寒いので焚き火で暖まる(右)

難しい条件

 天気は快晴。対岸の富士山も綺麗に見えます。でも、やはり前線の通過や風の強さが気になります。開会式が始まる前に富山県チームで記念撮影。そして開会式。Pikaichiは今回もタスクコミッティになってしまいました。オープンリーグ最後の大会で、しかもタスクによっては逆転も可能(西尾君にはそれを狙ってもらうために来た)なので、何とか良いレースが出来ればなぁと考えていました。

富山県チーム・・・(左) 久々登場の哲ちゃん(右)

基本的なタスクを決めて、後は状況に応じてアレンジすることになりました。タスクとしては、1時間以上飛ぶことと、シリンダーハンデが有効に機能することを盛り込んでもらうようにしましたが、ダミーの上がりはイマイチだし、稜線は西が強いらしいしで、結局は湾内を中心とした15Km弱のエラップスレースになりました。

D71-B20-A52-B41-B20-A52-B41-B20-A52-B41-A51 14.8Km

がしかし、選手の3分の1くらいがテイクオフした頃には南西の風が強くなりタスクキャンセル。2本成立での逆転劇はなくなってしまいました。Pikaichiも飛んでいましたが、1600m以上は風が強く動きにくい状況でした。ランディングも風が強くなっていつも以上に慎重に降ろしました。

タスク(左) スタートはしたものの・・・(右)

せっかくなので富士山をパチリ・・・(左) テイクオフ(右)

富士宮焼きそば

 お昼はみんなで「富士宮焼きそば」を食べに行く事に・・・。春の朝霧で呉さんに連れて行ってもらったところへ行きました。焼きそばとお好み焼きを適当に頼んで、みんなで取り分けていただきました。やっぱり富士宮焼きそばって麺にコシがあって特徴的ですよね〜。お好み焼きも「スペシャル」とか何とか言うやつをオーダーしました。


昼食のメンバーと具沢山のお好み焼き

パーティー・・・

 パーティーは「ふもとっぱら」と言う場所で行われました。今回はFINAL EVENTと言うこともあり、ナショナルリーグの年間表彰などが予定されていました。正式な表彰以外にも、鈴村さんがあれこれ調べた面白?データを元にした特別表彰なんかも準備されていて、パーティーはそれなりに盛り上がったのではないかと思います。Pikaichiも競技委員と言うことで、今回の大会ではちょっとだけ裏方のお手伝いをしていました。



パーティーで・・・

今日は・・・

 2日目はやや雲が多い朝。今日でホントに最後です。良いコンディションになればいいなぁと思いつつ、エリアに到着してゆっくりすることにしました。気の早い選手は既にテイクオフへ移動を開始してますが、時間が早すぎるとすることがないので、ほとんど最後の便でテイクオフへ上がりました。今日のコンディションも読みにくそうでしたが、風は昨日と違い弱い予報で、朝方の雲は一旦取れてそこそこのコンディションになるとの予想から、一発逆転可能な高得点狙いのタスクを組みました。44Kmのエラップスタイムレース。

雲低が低い(左) タスクブリーフィング(右)

 しかし、コンディションは最初のうちはまぁまぁでしたが途中で垂れてしまい、また雲低も下がって西富士が雲に隠れる状況になってしまい、稜線を使って飛ぶのは難しいコンディションになってしまいました。その後雲低も上がって条件もやや好転。そのタイミングで立山チームがテイクオフする事が出来、前山を難なくクリアして鉄塔尾根へ移動。再び上げ直して長者方面を稜線より低い位置で移動するも、天子方面は雲に覆われて真っ暗。まともな?大会で初めて西尾くん、早風くんとチームで移動出来てたんですが、この先行っても無駄と思ってPikaichiと早風くんは長者を越えた所で引き返しました。西尾くんは低さをものともせず、田貫湖を左下に見ながら果敢に突っ込んで行きました。男の飛びだねぇ

テイクオフ待ち(左) 西尾君いよいよスタート(右)

残念ですが・・・終了です

 結局このタスクはほとんどの選手がスタートすら出来ず(スタートは天子のビッグシリンダー3Kmだった)に終わってしまった。それでも、低い雲低と渋い状況の中2名の選手がゴールしたのは凄かったです。ただ、コンディションやオープンリーグと言うことを考えると、ちょっとアンマッチングだったと思います。タスクコミッティでありながら、残念なタスクになってしまったことは申し訳ないと思っております。最終戦と言うことで、逆転劇とかあれこれ余計なことを考えすぎたかもしれませんね。これを教訓に、来年以降の大会(特にチャレンジリーグ)においては、タスク設定に細心の注意をして挑みたいと思いますし、気象やコンディションの読みなどを客観的且つ科学的に見て大会運営に寄与できるように努力したいと思います。みなさん、ごめんなさい・・・。m(__)m

 チーム戦、個人戦ともに大きな順位変動はなく、チーム年間8位、個人では西尾君がC2総合6位となりました。西尾君は今年素晴らしい飛びを見せてくれました。今大会も例外ではなく、自分を信じた飛びには感心しました。来年はナショナルも出ようよ。きっとプラスになると思うよ。
 今大会とは関係ありませんが、Pikaichiの今シーズンもこの大会で終了し、ナショナルリーグでは残念ながら総合31位と目標のシード入りは果たせませんでしたが、それなりに充実したシーズンでした。来年も新たな目標を持って挑みたいと思いますのでみなさんよろしくお願いします。

 今シーズン大会にご一緒して下さった小林さんや桝谷さんやとなみ野のみなさん、それからいつも大会でお世話になってるちゃいさんや呉さんや則さん、その他多くの方にこの場を借りて御礼申し上げます。

また来年も・・・。

C2総合6位の西尾君


戻る