Team-Cの「大会日記-2005」 −JPA 栂池ジャパンカップ編ー

2005/06/13UpDate


 梅雨間近の6月4日・5日、栂池の大会に行ってきました。白馬界隈ではエリア全体を大きく使ったビッグタスクが組まれると期待していたのですが、果たして・・・。


ビミョー・・・

 大会初日の4日は、寒気が通過するため不安定な天気を示す予報。朝5時にとなみ野TeamGの則さんと待ち合わせをして、今回はPikaichi号でいざ栂池へ・・・。

TeamGの則島さん・・・

 栂池には受付の7時30分には余裕で間に合う7時過ぎに到着。すでに多くの選手が集まっていました。周りはどんより曇っていて、今日はとても大会にはなりそうもないムード。まぁ、ぶっ飛び1本でも飛べればいいなぁって言うのがPikaichiの見解。実は、ここ栂池エリアは飛んだことがないのですよ。なので、昨年の大会で優勝したオギーのフライト軌跡で多少の予習はしてきたものの、全くの予備知識なし状態。せめて飛んでムードだけでも確認出来ればいいなぁって感じなのでした。

ショップ前・・・

それでも、やるんであります!

 受付を済ませ、9時30分までにテイクオフに上がるように指示が出ました。時間はまだ8時を回ったばかり。ですが、とりあえずゴンドラでテイクオフへ移動。そして、ゴンドラ駅舎から徒歩でテイクオフまで下ります。道程は10分くらいでしょうか?普段飛んでる立山でも、ゴンドラから極楽坂までは同じくらいの徒歩があるのでそれほど苦にはならないだろうと思っていましたが、やはり知らない場所では距離も長く感じて少々疲れました。更に、テイクオフに着くと、選手が車で移動してきました。なんと、ゴンドラ駅から車でピストン輸送してくれるのでした。知らんかった〜・・・。



開会式とブリーフィングと栂池の空・・・

 予定通り開会式。栂池の後藤校長の挨拶に始まり、競技委員長の曽我部さんからいろいろ気象状況の説明。やはり、大気の状態は不安定で昼以降は雨の心配もある。やるなら午前中に「サクッ」と出来るようなレースじゃないとダメだろうな。

 そうこうしてる内にダミーも飛び出し、意外にも結構上がってる。すぐにタスクコミッティーが召集されてタスク発表。この動きの早さがナショナルだねぇって感じです。で、タスクは栂池ランディングがスタートで、その後に五竜の飯森、八方テイクオフを2往復してがくもが原ゴールの28Kmくらいだったかな?(正確なタスクは忘れました)

 ゲートオープンと同時に選手がどんどん出て行き、Pikaichiも早めにテイクオフ。しかし、上がると聞いてた場所でも弱いリフトがあるだけで上がらず、何とか粘ってみるが後から後から選手が供給されて混雑するわで粘れなくなって敢え無くランディング。(うーん。最近こんなパターンばっかだなぁ・・・)

 で、リフライトに上がると風も強くなり、更に遠くで雷も鳴る。八方や五竜に渡った選手からは雨も降っているとの情報が入り、タスクはキャンセルに・・・。その後、Pikaichiはとりあえず飛んで降りましたが、パッキングを終えた頃から雨が降り出し、車に着くなり土砂降りの雷雨に。危ういところでした。びしょ濡れになる寸前に車に帰れた。(ホッ)

ランディング上空ンで粘る選手(左)と、土砂降りの中ゴンドラで下山チーム(右)

とりあえず宿へ・・・

 時間が余ったので、昼飯を食って風呂へ・・・。そして、とりあえず宿へ。宿は栂池スクールのすぐそばにある「ハートランド」。ロケーションはバッチリでした。何しろショップまで徒歩1分です。楽チンですよねぇ。宿では呉さんの「韓国プレPWC」の話で盛り上がりました。

ハートランド(左) そこで飼われてた犬(右)

パーティーです・・・

 18時からはパーティー。食事の量も質もハンパじゃないくらい良かったです。Pikaichiは、普段Team-Cを名乗っていますが、なぜかナショナルに来ると「呉組」の組員に編入してしまいます。特にパーティーでは、組員である特典が大きいのです。何しろあらゆる食べ物が大量にテーブルに並ぶのです。とは言え、Pikaichiも皿を持って調達に走るのですが・・・。







パーティーでは「呉組」・・・御一同様

 それなりに飛べたことは飛べたので、初日は良しとしましょう。パーティーでは久々にたくさん食べていろいろ話をして楽しみました。

天気は良いが・・・

 2日目は晴れ予報。しかし、朝は一面ガスの中。まぁ、よくあるパターンではあるものの、とりあえず晴れ予報を信じましょう。と言うことで、テイクオフ集合が10時なので、昼ごはんを調達しにまずはコンビニへ。そしてテイクオフへ移動です。

朝はガス(左) そして晴れ間が(右)

 テイクオフではゲート前にキャノピーの列。今日は早めがいいのか?それとも遅めがいいのか?昨日はどちらかと言うと遅めが良かったので、則さんと2人で「今日はゆっくり出よう」と申し合わせる。心配なのは北風。ポイント予報ではそれほどでもないが、白馬界隈の北風は要注意なのは五竜で経験済みだ。

2日目のブリーフング(左) 府玻さんとちゃいさん(右)

北風のバカ・・・

 北風が強くならないことを前提としたタスクが発表されました。テイクオフ後に白馬乗鞍の若栗ゲレンデを取り、その後栂池チャンピオンゲレンデのリフト、阿弥陀山頂がスタート。更に八方、五竜、対岸のハイランドスキー場を取って白馬幼稚園ゴールの36Km。ゲートオープン直後は北風もそれ程ではなかったが、次第に強さを増し始める。北風に影響されてか、先に出た選手の姿をテイクオフから確認することは出来ない。Pikaichiが出る頃にはかなりの強さになっていて、さすがにインベタで北側の枝尾根(ゴンドラの架かる尾根)に付くのは恐怖心があるが、離れるともっと悪いので我慢してくっつく。そして何とか北面側にこぼれるものの、期待するほど上がらずウロウロするばかり。

 そうこうするうちに、低い機体がそのまま若栗方面へ移動。あまり落ちないみたいなので、Pikaichiも若栗へ突っ込む作戦に出る。若栗は、2001年のF1の時に上がるポイントは経験済みだし自信はありました。で、若栗テイクオフギリギリの高度で取り付き、北側から周囲を探って強烈なサーマルにヒット。あっと言う間に高度を回復し、チャンピオンめがけてグライド開始。栂池側ではあまり上がらず、みんな苦労している様子。スタートパイロンの阿弥陀でも、上げ渋る選手がたむろしている状況。何とか粘ろうとするものの、北風が強くて機体が暴れるし、なんかかなり荒れている感じで、これ以上飛んでいられない(いわゆるギブアップってやつ?)ので自主的に競技を放棄してランディングへ。則さんも、低く若栗へ突っ込んであげ返して来たものの、危ないのでランディングして来てました。その直後でしょうか、北風が強まって競技続行不可能と言うことでキャンセルになりました。内心「ホッ」としました。かなり怖かったですよ。Pikaichiは・・・。

 で、結局北風にやっつけられてしまいました。(残念)

北風には敵わず

次回は八方でリベンジか?

 結局、2日間とも飛べましたが大会としては不成立となってしまいました。まぁ、仕方ないですね。どっちも怪しい日だったからね。次回は、八方で栂池の敵討ちと行きたいな・・・。

 同行してくれた則さん、獅子吼の府玻さん、さっちゃん、ありがとう。呉さんもまた次回立山?でお会いしましょう。


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