Team-Cの「大会日記-2005」 −JPA スカイバトル八方編ー

2005/09/26UpDate


 残り少なくなってきたJPAナショナルリーグ。八方の大会を含めて勝山、四国の3戦。Pikaichiが参加出来るのは八方と勝山のみ・・・。3連休は思わしくない天気予報でしたが、何があるかわからないので行って来ました。


思ったよりいいじゃん・・・

 9月23日。朝5時に総合体育センター駐車場で早風くんと待ち合わせ。今回はPikaichiと早風くんの2人だけ。それ以外はとなみ野の則島さんと獅子吼の府玻さん、関パラのちゃいさん等が参加してましたが、則さんは初日欠席なのと、府玻さんは夜中移動(お仕事の都合)らしかったので、2人で移動となりました。

 高速を移動している間に周りは徐々に明るくなってきて、見れば青空も広がっています。上空は風が強そうですが、地上はそんな感じもなくて、「もしかしたら今日飛べるか?」と喜んだのは言うまでもありません。エリアに到着する頃には日差しも出て、それは良い天気になっていたのでした。



朝の風景・・・

 受付場所はジャンプ上の前。選手の駐車場もすぐ近くにあって、立地条件としては誠に良い場所。ランディングも近いし。8時から受付の予定ですが、選手の行列が全然進みません。少し遅れて受付も始まり、その後はジャンプ上前の広場で開会式。でも、空には良さそうな雲が既に出来ていて、早く上げて欲しい(テイクオフへ)と思いつつゴンドラ乗り場までの送迎車を待つのでした・・・。

開会式

やっぱりこんな展開?

 八方のエリアは、ゴンドラを降りた109(ワンオーナインと読むそうで)にもテイクオフがあります。と言うか、ここがメインのテイクオフなんでしょうが、大会の場合は選手がスムーズに出られるように更に上の兎平ゲレンデを使います。なので、そこまでリフトを乗り継いで移動します。と言っても、実際にはゲレンデの中間辺りがテイクオフになることから、リフトを降りたら徒歩で途中まで降りてこなければなりません。そんな訳で、選手の負担を減らすためにザックだけは途中で落として空身で歩けるように配慮がされています。

ゴンドラ乗り場(左) 途中でザックを降ろします(右)

 しかし、テイクオフに着く頃にはガスが所々にかかりだし、ちょっと嫌なムード。天気予報は3日間あまり良くなくて、今日は前線が下がってくるし、明日以降は台風の影響も出てくるだろうから何とか今日1本やっときたいんだよなぁ。でも、朝の動きが遅いのが災いしてか、選手がテイクオフに集合したのは10時40分頃だったかな。時折テイクオフ全部がガスに隠れてしまうこともある中、選手は機体を広げてタスクボード前にたむろしてました。

テイクオフ(左) ブリーフィング(右)

 ブリーフィングが始まり、タスクも発表されました。八方と五竜の三角パイロンを2周し、対岸のハイランドスキー場を周ってガクモガ原ゴールと言うもの。でも、この頃には地表付近の風が強まってきてゲートオープン時間などは空白のまま。それでも、選手は各自の機体まで行っていつでも出られるように準備開始。

D01-B06(START・EXIT)-B22-D02-B16-B22-D02-B16-B21-A59(シリンダー) 28.8Km

またしても北風・・・

 風も弱くなったとの事で、11時40分ゲートオープン。Pikaichiは中間からやや後半に機体を広げていたので、前が出ないと出られません。先頭付近の選手は続々とテイクオフして行きましたが、その後前方からガスが押し寄せて一時ゲートクローズに。前が見えないので先頭集団のレース展開も天候も全くわかりません。その後はガスの空くタイミングでゲートが開けられ後続の選手が出て行く状況。Pikaichiも12時過ぎにテイクオフ。しかし、空一面の曇り空。しかも前に進む毎に雲低は低くなる。仕方ないのでそのままゴンドラ山麓駅を取って滑空比だけで五竜の飯森目指してグライド開始。足元には先頭集団が低いながらも八方に帰ってきてる様子。五竜にたどり着いた頃には北風が再び強くなり、飯森まで突っ込むと五竜のランディングにも戻れそうもない感じ。勿論、Pikaichiは飯森のシリンダーに入るほど高度がないので、すぐさまランディング体制にはいるものの北風に足を止められヒヤリ・・・。アクセルを使って何とか前に出すものの、結局五竜のランディングには届かず手前の田んぼに降りました。

飛んでる写真はこれ1枚

 結局風が強いという事でキャンセルになりました。低いながらも五竜まで突っ込んできた(途中で少し上げたそうですが)Mamboo早風くんも無事ランディング。残念でした。この後、2時頃からは風も収まってフリーフライトが出来ました。パーティーは明日に変更されたので、この日は温泉に行って居酒屋で食事をして宿でゆっくり休みました。

今日は無理かな・・・

 朝は雲低が低くテンションも下がる。ちょっと無理っぽい感じ。それでも受付後はとりあえず109テイクオフに移動してウェイティングになりました。



もろもろ・・・

 最初は109もガスの中でしたが、徐々にガスも上がって兎平も見えてきたので上に移動。でも、移動中は写真のようにガスの中。時々晴れたりするんだけど、完全にガスが上がりきるまでには至りませんでした。追い討ちをかけるように雲低が下がりだし、テイクオフは深いガスに包まれてしまいました。ブリーフィングをしてタスクも決まったのですが、好転の見込みなしと言うことで徒歩で109まで下山することになりました。これはきつかったねぇ。でも、極楽坂から徒歩下山を思えば我慢出来たけど・・・。そして、トドメは雨。終わりました。明日はないでしょう。トホホ。

則さん(左) 結局こうなった(右)

夜はパーティー

 下山した後一旦宿に戻ってお風呂の準備をしてから昼食。そしてお風呂に・・・。パーティーは17時からと言うことなので、結構ゆっくりできました。みんなお風呂の休憩所で爆睡してしまいました。

パーティーで・・・

ダメそう?

 最終日は昨日より更に雲低が低い。でも、雨で目覚めるかと思ったら意外にも雨は落ちていない。時折青空も見えるものの、北風の勢いは強くて飛べそうにない。そんな状況なので、選手ミーティングが開かれました。JPAの大会もあと少しなので、今年の反省等を踏まえての来年への希望や意見交換などが行われました。とりあえず、GAPのパラメータは現行のままで行く事になりそうですが、タスクコミッティー選出方法は次の勝山から変更されました。選手による立候補となり、地元の選手もタスクコミッティーとして参加してもらうことになりました。その他、いろいろ意見や要望が出されましたが、今後の検討課題となるようです。このミーティングの中で、主催者から挨拶があったのですが、言葉の行き違いと言うのもあったにせよ、選手としては憤りを覚えざるを得ない内容でした。残念です。その一言で後味の悪い大会になってしまいました。選手ミーティングの後で11時にキャンセルが発表され、閉会式に移る予定だったようですが、気分を害した選手の大半はそのまま帰ったか、Pikaichiのように生坂に移動して飛んで帰ったかになったようです。大会運営の難しさを垣間見た気がしました。Pikaichiも、立山では選手兼スタッフでもあり、他の大会ではオーガナイズもしますので、今後気をつけたいと思いました。

3日目の天気(左) 選手ミーティング(右)

生坂は楽しかったよ

 昨日湿らせた機体を乾かすために生坂へ。過去に一度だけ行った事がありましたが、その時は飛べなかったので実質初エリアです。大会選手の半数くらいが移動してきてました。テイクオフは芝生が敷いてあって綺麗です。ビジターフィーも500円と破格です。少々強めの風の中テイクオフして1時間30分くらい飛びました。ホントはトップランしたかったんだけど、結局ランディングに降りちゃいました。早風くんも楽しそうに飛んでましたよ。気分も晴れやかになったところでみなさんに挨拶して帰って来ました。来週はJAM勝山。今度こそ良い条件で楽しく飛べたらいいなぁ。

生坂です


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