Team-Cの「新・大会日記」 −JPA高峰オープンカップ編ー

2004/10/04UpDate


 JPAオープンリーグ第3戦の高峰オープンカップ。第2戦の大佐には出られなかったので、ちょっと遠いけど参加してきました。しかも一人で・・・。


簡易Navi・・・

 高峰オープンカップには参加しようと思っていました。小谷の大会で良い成績だったので、今のところリーグでも良い位置をキープしてることもあって、ポイントを揃えるためにはこの大会は押さえておかないといけないと思っていたのです。何しろ、高峰の後は白鷹だけ。万一不成立ってことになると後がないことになるので、一緒に行く人も見当たらないけど、一人でもしょうがないと言うことで行ってきました。

 10月1日は有給を取って日中に移動しようと目論んでいたんですが、夕方に大切な仕事が入ってしまい断念。夜中に移動する強行軍になってしまいました。そう言えば、3年前に参加したCOOのF1の時も一人ぼっちだったなぁ。茨城に行く時は一人ぼっちなのか・・・?
 3年振りなので道に若干の不安もあり、且つ高峰には行った事がない。Pikaichiはカーナビなるものは持っていないので、あるものは何でも使うと言うことで、PCに入れてあるカシミールに簡易Naviになってもらい、曲がり角などに予めウェイポイントを設定して出掛けました。自宅を出たのは夜9時前。立山ICから北陸道に入り、上信越道、関越、北関東自動車道と乗り継いで伊勢崎ICで高速を降りました。その後は下道で夜道をひた走り、高峰エリアの集合場所に到着したのは朝の4時過ぎ。夜中の移動中はさすがにさびしくなって、お仕事真っ只中の鍋島君に電話を入れて、しばらく話し相手になってもらいました。(鍋ちゃん、サンキューでした!!)

 結構寒かったけど、朝まで車中泊で寝ることが出来ました。(良く眠れた方ですかね)

簡易NAVIとして使用のカシミール。接続したGPSは勿論MLRです・・・

 朝は7時頃に起床。今回は参加者も少なめの26名。同じC2クラスでトップ争いをしているちゃいさんや三木恵ちゃんもしっかり参加してました。お天気は快晴。好条件を期待させます。みんなで受付を済ませ、車に乗ってテイクオフに移動しました。

 テイクオフまでの道程もなかなかハード。林道と言うか、獣道と言うか、車1台分の道を大きく揺られながら約10分〜15分ほどでテイクオフ下に到着。その後は3分ほどの歩きでテイクオフです。でも、この歩きはそれ程大したことはなく、立山で展望台に登るよりも近いくらいで殆ど苦にはなりませんでした。テイクオフまでの林道は、今後整備されるとのことなので、アクセスは悪くないエリアだと思いました。

まるで木の中を移動してるみたい(左) 最後は少しだけ担ぎ上げ(右)

 テイクオフは広くて斜度もバッチリです。それに眺めがいい。良いところです。気に入りました。テイクオフは南向きで正面にはつくば方面の山々が。クロカンの時はみんなここを通過していくのでしょう。この日は快晴と言うこともあり、ホントに景色がキレイでした。
 宮田くんの話では、このエリアは正面から風が入り、リッジでいつまでも飛べるそうで、南向きの斜面と言うこともあって、午後からが本番のエリアとのことでした。なので、今日もタスクは午後からの予定で、上がった時点では10時前だったので、風もバッチリ入っていることからフリーフライトが許可されました。ただし、11時には必ずランディングするように言われました。
 Pikaichiは初めてのエリアと言うこともあるので、とりあえず偵察がてら飛ぶことにしました。飛んでみると条件は良く、テイクオフ前でサーマルを使って簡単にトップアウト。200mくらいゲインしたところで「条件が良いのでタスク開始の時間を早めたいから、今飛んでいる人はすぐに降りて下さい」と無線から指示が入りました。10分程しか飛んでないけど、大会なので従わなければなりません。急いでランディングして再びテイクオフへ戻ってきたところで開会式が始まり、そのままタスクブリーフィングになりました。

キレイに整備されたテイクオフ

茂木ゴールのRace to Goal 31Km・・・

 タスクは驚くことに31KmのRace to Goal。ゴールは高峰テイクオフから北へ7Km先の茂木ゴールが使用されました。なかなか豪快なタスクです。タスク前半はエリア内を周回し、最後に長いレグのコースですが、選手には2時間くらいは飛んでもらって、いろんな判断をしてもらいたいと言うオーガナイザー側の意向により、ゲートオープンからスタートまでの時間も長めに設定されました。

楽しそうなタスクです

 タスクはD01テイクオフ、B31赤家のビッグシリンダー1Kmで一斉スタート。時間は13時。その後はB31の通常シリンダーに入り、B34-B52-B34-B43-B52-B43-B55-A54(茂木ゴール)と続きます。今日のコンディションは、当初は雲低800mくらいで、午後にはブレークして1100mくらいになるとの予想。風は南西でそれ程強くはならないが、午後遅くには南東から海風が入るかもしれないとのこと。雲低800mであれば十分こなすことが出来るタスクなので、みんなで茂木へレッツゴー!!って思ってました。この時は・・・。

ブリーフィングです

渋かったです・・・

 ゲートオープンは12時。最初のテイクオフは12時30分までで、リフライトはOKになりました。Pikaichiは3番手でテイクオフし、みんなで上げて高度600mくらいをキープ。後から選手がどんどん出てきて、それと同時期くらいからサーマルが間欠的になってきました。思うように回せない時もあり、信じられない事にどんどん下がって前に出てしまってそのままランディングとなってしまいました。(あらら、情けない・・・)

 急いでパッキングしてリフライトへ。テイクオフには13時10分頃到着。すでにスタート時間は過ぎてますが、コンディションが好転した感じはなく、まだスタートした選手は少なそうです。Pikaichiも13時20分にはリフライトでテイクオフし、風が南東に変わってきてたこともあって、今度はテイクオフ前からやや左でサーマルをヒットして上げ、高度600mそこそこでスタートを切りました。スタート後もテイクオフ前方のグラウンドサーマルでネバネバと上げて高度650mで離脱、B33とB34の尾根の中間で再びサーマルをひっかけて高度700mでB34へ移動しました。B34からのリターンでは予想以上に低くなり、斜面を這うようにテイクオフ前を目指しましたが、弱いリフトにも見放されて敢え無くランディングとなりました。(ギリギリランディングに届きました・・・)

 Pikaichiが降りた頃から条件に変化が現れ、上空はあまり沈下しないムードになっていたようで、B52攻略の選手がぞろぞろ出てきました。それでも、B52から生還してB34やB43までコマを進めた選手が最高距離となり、茂木にたどり着く選手はいませんでした。(残念)

Pikaichiのテイクオフ(左) 空中で頑張る選手(右)

大タコ・・・

 夜のパーティーで成績が発表されました。Pikaichiは5.7Km飛んで総合18位。C2で8位(かな?)。トップは15Km以上飛んでました。さすがです。それでもGAPでの得点はトップで600点強。Pikaichiで300点程と、そこそこ点数がもらえました。ある意味ラッキーでした。
 洗心館でバーベキューで盛り上がり、そのままそこで就寝です。でも、朝は6時起床で6時50分までには出なければならないってことで、朝寝坊のPikaichiとしてはちょっと不満でした。何しろ、明日は曇または雨予報で、おそらく大会は出来ないと思うので、朝はゆっくりしたかったからですが、その望みは叶いませんでした。

 それでも、宿では増子ちゃんや祐子さんたち女性陣と夜遅くまで話が出来て楽しかったです。いやぁ、大会はいろんな人と仲良くなれるのが良いよねぇ・・・。大会はやっぱり楽しいです。

ブリーフィング

白鷹でリベンジだ!

 次の朝は案の定雨。朝早く起こされてご機嫌斜めでしたが、ルールは守らなければなりません。ちゃいさんと一緒に早めに宿を出発し、コンビニで朝食を調達してCOOへ移動。うだうだしながら朝食を済ませました。

 COOでは、表彰式前に昨日のタスクの反省会が行われました。また、閉会式では半谷氏から総評があり、良いアドバイスをたくさん頂きました。Pikaichiも、ここ最近は競技と言うシビアさをあまり持たずに飛んでいましたが、やはり競技としての飛びももう少し追求する必要があるなぁと改めて感じました。それと、レースとなるとじっくり攻めることを怠ってしまうことも自分自身の反省点ですね。そんなことだから、渋いコンディションでは上手く行かないのだろうと思っています。次回からあらゆるコンディションでも、自分の飛びが出来るようにもう一度出直しだなぁ。

 次は白鷹です。今度は自分らしく飛んでゴールラインをカットしてやろうと思っています。だから、誰か一緒に行かない?(帰りも7時間かかって帰ってきたので、一人ぼっちはさびしいよぉ!!)


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