Team-Cの「新・大会日記」 −F1 獅子吼編ー

2004/05/24UpDate


 2004年のF1リーグ前半戦は、どうも天気や条件に恵まれてませんねぇ。Team-Cが毎年参加している獅子吼F1も、当初の天気予報では雨もしくは曇ベース。直前で台風が日本列島の南岸を通過して予報が変化し、前日の21日には2日間とも晴れベースの予報だったのに・・・。
 では、今年も獅子吼F1の様子をご報告します!!


遅れた理由?

 日記の本文とはあまり関係ありませんが、Pikaichiは今年・来年の2年間の任期で、大山町児童クラブ連絡協議会の会長になってしまいました。町の団体の会長となると、上部団体の富山県児童クラブ連合会の理事になっていたり、町の他団体の理事や委員になっていたりして、5月に入ってからはことごとく週末を潰され?て来ました。獅子吼の大会がある22日も、午前中は県児童クラブ連合会の総会があって、就任直後でもあることから、泣く泣く?総会に出席し、その後に獅子吼に行くスケジュールを立てていました。そんな訳なので、大会当日は他のメンバーだけで獅子吼に移動してもらい、後から合流することになっていたんです。

こんな資料が沢山送られてきます・・・

タスクやるのぉ〜?

 今回参加したメンバーは、Pikaichi、紀ノ川F2優勝者早風くん、西尾くんの今年2戦目組と、今年初戦の鍋島くんの計4名に加え、おなじみとなみ野TeamGの則島さん、直猿こと直ちゃん(最近はTeamGと言うよりも、ぶっ飛び主婦連合となみ野支部って感じも否めない・・・)の6名が富山県組と言う、例年から比べると少なめの参加でした。(大会自体は70名くらいの選手が居ましたが)
 昼からの参加しか出来ないPikaichiは、Teamのメンバーに「逐一?状況を携帯メールで報告するよーに!!」との指令に忠実に従って、獅子吼到着時の現況がメールで報告されて来ました。これによると、曇天で雨も混じるとのことで、「今日のタスクはないだろう・・・」と踏んだPikaichiは、安心して総会に出席したのでした。
 12時終了予定の総会も滞りなく11時過ぎには終了し、いそいそと獅子吼に向かおうと駐車場に移動している最中に鍋ちゃんからメール着信。

「件名」
ゲートクローズ12:30
「本文」
無線437.80
右旋回

続けざまに早風くんからも・・・。

「件名」
ししく
「本文」
お疲れ様です。タスクは to-6-2-to-4-2-7-2-6 です。

と言う信じられないものでした。どんなに頑張っても今からじゃ12:30分のテイクオフクローズには間に合いません。が、悪あがきで獅子吼の早風くんにTELを入れ、テイクオフに居るであろう文ちゃんに代わってもらって状況を説明して、大急ぎで行くことを伝え、猛ダッシュで獅子吼に向かったのでした・・・。

初日のブリーフィング(左)と、曇天でも頑張る選手たち(右) 撮影:西尾

初日は不成立

 獅子吼に近づくにつれ、とてもタスクが出来るような状況ではないことがわかってきました。正直一安心でした・・・。^_^;
 到着直前には鍋ちゃんから電話が入り、「みんなランディングに居ます」ってことだったので、ランディングに直行しました。タスクを回っているような動きの選手は皆無で、みんなひたすら粘るのみ。そのうちテイクオフもガスで見え隠れするような状況になり、着替えもせずに慌てて登場したスーツ姿のPikaichiは、かなり浮いた存在になっていました。(これがホントのパラリーマン???)こんな状況なので、テイクオフする必要もなくなり(って到着が12時25分頃だったから間に合わんって)、とりあえず受け付けを済ませて着替えもしてうだうだしてました。

スーツ姿の怪しい男(左) F1フラッグ前で・・・(右) 撮影:西尾

手取トーナメント?

 殆どの選手がランディングし、見慣れた顔もちらほら見えたのでご挨拶。今年から「呉組」と改称した長野の親ビン呉さんや、ぶ主連のTAMさん、B8さん、関パラのて〜ちゃん達とも再会できました。
 大会は九分九厘不成立だとの情報が流れ、パーティーが16時からとのことだったので、鍋ちゃんのかねてからのリクエストである「スリックカート」をするために手取フィッシュランドに向かいました。が、数年前まであったはずのスリックカートは、コースこそ存在するものの荒れ果てた状況で使用されていませんでした。仕方ないので、パターゴルフに変更して「手取トーナメント」を決行。参加費¥500でトップ総取りのルールでした。意外にみんな上手かったんですが、物やお金がかかると強さを発揮するPikaichiがトップを取って、仲間からは「カツあげだ!」と言われながらも500円玉3枚をゲットしました。(笑)

荒れ果てたサーキット(左)と、パターゴルフに興じるの図(右) 撮影:西尾

 ゴルフの後は、軽くゲームにも興じました。意外だったのは、大男西尾くん(失礼!)のフットワークの良い事!早風くん自慢の「ワニワニパニック」で4人の中では最高の97点をマーク。本人はまんざらでもなさそうでした。

いざゲームコーナーへ・・・

パーティーは盛り上がった・・・

 16時過ぎから予定通りのパーティーでした。ちょっと肌寒かったけど、みんなで飲んで食べて盛り上がりました。今日のタスク不成立も正式に発表されました。獅子吼恒例のジャンケン大会で賞品争奪戦もありました。そう言えば西尾くんはサングラスをゲットしてたなぁ。ジャンケンだったら勝負強いんだな、西尾くんは・・・。(と西尾くん風に読んでください→身内の方へ)
 そう言えば、K1実行委員会宛の祝電が届いてましたね。これって川地塾の塾生が自主運営するリーグですよね。面白いです。F1大会に祝電まで打つなんて、なかなか気合入ってますね。K1の行方にも注目ですね・・・。(笑)

バーベキューで盛り上がる

 明日の天気予報は晴れ。風もそんなに強くはならないみたいだ。明日は期待出来そう〜ってことで、宿に帰って風呂に入ってみんなで談笑(殆ど世間話でした)。後からて〜ちゃんや薬ちゃん、八子ちゃんもやってきて、楽しく過ごせました。

快晴とはならず

 明けて23日、朝6時の時点では青空も見えて快晴。今日は良さそうってムード。朝食を終えて受付に向かう頃には高層雲が張り出し、とっても怪しいムードになりました。予報と違うじゃん。最近の天気はホントに予測が難しい。それでもテイクオフに10時集合ってことで、みんなでテイクオフへ移動。

曇天(左)とタスク発表(右)

よもや・・・の展開

 タスクが発表されました。渋いことを考慮し、ミニマム達成のし易さを考え、前半は近場で、後半はテクニカルにと言うことで

TO-6(BEST SPORT)-TO-2(朝日小学校)-6-TO-4(ゴンドラ山麓駅)-2-1(風吹峠)-7(菊姫酒造)-6(GOAL)

の10.8Kmのスピードラン。ゲートオープンは10時30分。テイクオフクローズ12時30分。リフライトクローズ14時。しかし、状況は好転する兆しもなく、選手は様子見モード一色。上空の雲は、時折青空が見える部分もあるものの、対流を促すほど長続きするような晴れ間はなく、「不成立」の文字も頭をよぎる・・・。そんな中、ダミーとして地元の大御所五十嵐さん、元F1チャンプのJリーガー薬ちゃんがテイクオフし、弱いながらもリフトを捉えてステイを続ける。そのうち南でわずかではあるもののトップアウトする程度まで上げると、一部の選手が動き始めた。PikaichiもTeam-Cメンバーに促し、10番手くらいでテイクオフ。南沢のリフトでステイを続け、時折テイクオフを視界に納められるほどに上がる時もあったものの、日射は雲に遮られて敢え無くランディング。その後に出たメンバーも頑張って粘ったが、やはりランディング。

様子見の選手たち(左)と、粘る鍋ちゃん(右:ゴンドラ架線に見える機体)

 最初に出た選手は全員がランディングし、テイクオフに残った選手は様子見。Pikaichiがリフライトに上がった時点でも、まだ40名以上の選手が残っていました。が、12時前には意を決してか、続々と曇天の空へ向かって選手がテイクオフし、つかの間のリフトで粘りつつも視界から消えて行きました。初回フライト選手があと4名。時間も12時20分頃からか、西から晴天域が近づいてきて、全体のムードが変わりました。弱いサイドフォローの中、この選手たちがテイクオフするのを待っていたかのように、尾根上に雲が出来始めで対流が活発化。このタイミングでPikaichiもリフライトテイクオフ。南沢で手こずりつつもサーマルをヒットして雲低(標高720m、+120mくらい)までつけ、スタートパイロン、テイクオフとクリア。そのままテイクオフ上空で再び700mまで上げて朝日、ベストを取ってテイクオフ前中段に戻るものの、低い位置ではリフトも弱く散発的で苦労を強いられました。最初に上げた南沢で弱いリフトを丁寧に拾って、そのリフトに入ってきた西尾くんと2人でテイクオフアタック。しかし、この時シリンダーに入れたのはPikaichiのみ。次は山麓、朝日だが状況はジリ貧。無駄に高度を浪費してしまい、とりあえず山麓をクリアして斜面に戻るもリフトがないので、意を決して朝日へのベストポジション狙いでランディングに届くだろうギリギリの高度まで接近(MLRではパイロンまであと200m)し、アウトランは失格なのでランディングへ戻りました。

獅子吼伝説は守られた

 1999年から始まったF1リーグ。獅子吼ステージは今まで必ず成立してきた。が、今回ばかりは不成立かと思われたものの、昼過ぎからの1時間弱のサーマルタイムにテイクオフ、空中に居ることが出来た選手たちによってミニマム規定がクリアされ、ゴール者も1人出て無事成立!!獅子吼伝説は今年も守られました。

とりあえず良かったです・・・

 最終結果は、ただ一人ゴールで優勝は441番大田豊承選手(NOVA-AERON)、2位は地元の610番松本一郎選手(GIN GLIDERS-NOMAD)、3位は三ケ日チームの4番加藤喜章選手(APCO-SIMBA)、4位は北海道からはるばるやってきた29番中村恵美選手(GIN GLIDERS-NOMAD)、5位は57番Pikaichi(NOVA-RADON)、6位は15番宗保輝選手(OZON-VULCAN)の方々が入賞でした。
 Team-CではPikaichiが5位、西尾くんが28位、早風君が39位、鍋島君が48位でした・・・。

入賞者の面々

 今年はあまり大会に出られそうにない環境の中、獅子吼も無事成立してひとまずは良かったです。賞品ももらえたし・・・。さて、次はどうなりますか。西尾くん、早風くん、鍋ちゃん、次回も楽しく飛びましょう。F1常連のみなさんも、次回お会いしたら、またよろしくお願いします!!


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