Team-Cの「新・大会日記」 −PG北陸CPつくばね編ー |
2003/10/13UpDate
今年から獅子吼、立山、つくばねと3つのエリアで開催されたPG北陸CP。その最終戦のつくばねステージが10月12日に開催されました。昨年のつくばねは、まさにクロカン日和と言う好条件の中、みんな14Km先の中間地点である弁財天公園まで飛んでくるような素晴らしい結果でしたが、今年は雨の予報で飛ぶことすら危ぶまれました・・・。
天候回復
天気予報では朝方まで雨。予報どおり、目覚めた時には小雨模様。でも、西の空は明るい。かすかな希望を持って、しかし本音は「宴会かなぁ?」ってことで受付の庄川弁財天公園を目指す。Pikaichiは運営スタッフでもあるので、受付時刻よりも早めに現地入り。天気も徐々に回復しているようだ。とりあえずは飛べるかもしれないとの期待を持ってみんなの到着を待つ。
今回の大会参加メンバーは、Pikaichi、早風くん、高井さん、由起ちゃん、西尾くん、鍋島くん、小林さんの7名。鍋ちゃん、小林さんは今年初のつくばね参加。クロカンを楽しみにしていたのですが・・・。
朝はまだどんよりと曇り空。向こうにはバルーンが・・・
待ち・・・ですかね
天気のせいか選手の出足も悪く、なかなか人が増えないので心配したが、30名の選手が集っての開会式。昨年同様危険箇所や注意事項などを説明し、今年初参加の選手は、移動するバスで緊急ランディングなどを説明しながらの移動となりました。昨年参加している選手は、1便のバスでテイクオフに直行。日射も回復し、気になるのは安定層だけって感じになっていました。
バスの中で・・・西尾くん(左)と早風くん(右)
到着時は日射もあって、風も入っていたテイクオフ
則さん(則島さん)から電話では、11時30分頃から飛び始めて欲しいとの指示を受けるものの、時間はまだ10時30分過ぎ。第2陣が到着するまでには十分時間があるので、牧場まで1本ぶっ飛ぶ選手も現れる。しかし、弱いリフトもあるにはあるが、とても使えそうにない感じで、ゲートオープンにはまだまだ待ちが必要でした。
強制テイクオフ勧告?
第2陣が到着する直前にゲートオープンを宣言。11時45分。しかし誰も出ない。そうこうするうちに第2陣が到着し、選手がテイクオフにそろった。先ほどまであった日射は雲にすっかり奪われ、やはりぶっ飛びが濃厚。悪い事に風もフォローになってしまい、ますます怪しいムードになってしまった。応矢さんが先に出て、南側を攻めるものの上がる気配もなく、そのまま理休方面へ。その後は出るものも居ないので、仕方なく則さんとPikaichiがダミー代わりに飛ぶことになった。則さんは今回ブーメラン2を持ってきてる。ヤバい。付いていけないかも???
則さんが出た直後にPikaichiもテイクオフ。真っ直ぐに庄川方向を目指す。機体はとても安定し、バリオも順調に沈下を示す。自分の下にあった安定層がやがて目線になり、安定層に突入した。高圧線も無事に越え、浮きとスピードに勝る則さんに置いて行かれながらなんとか距離を伸ばすものの、田んぼの中の電線を越える事が出来ずに4.6Km付近にランディング。則さんはその先へ・・・。
ハングの大会も(つくばねの下のテイクオフ・左)と、則さんを追うPikaichiの目線(右)
条件好転?
Pikaichiが降りてすぐに、オレンジのシグマが飛んできた。かなり高い高度を維持しながら、機体を畳むPikaichiの頭上を越えて行った。多分、則さんよりも飛んでるんじゃないか?あの機体はあっちゃんだろう・・・。
大会の集計作業もあるので、Pikaichi、則さんは優先的に回収され、パーティー会場の庄川川金へ・・・。その頃には日射も再び回復し、山並みにも太陽が光を浴びせていた。選手も続々と飛んでくるようですが、やはりみなさん似た様な位置にランディングしてる様です。
そんな中、五十嵐さんはタイミングよくリフトを捕らえてただ一人7Kmを越えるフライトを達成。6Kmオーバーも2名。自己判断によりテイクオフしなかった選手を除いて全員が長いぶっ飛びを楽しんだようでした。
シニア勢強し?
結果、本日のつくばねステージは7Kmオーバーの五十嵐さんが優勝、2位には獅子吼で優勝した小原さん、3位は地元の中野マスターと、ベテラン中のベテラン勢が上位を占めました。また、今年の総合ランキングでも、文句なしで優勝を決めた小原さん、追い上げた五十嵐さんが2位、地元の中野マスターが3位と、まったく同じ顔ぶれでの表彰となりました。3名の先輩方、おめでとうございます。
年間総合の部 2位 五十嵐 優勝 小原 3位 中野
とにかく楽しもう!!
Team-Cでは鍋ちゃんが頑張ってくれましたが、まぁ、北陸CPは結果云々よりも楽しんで飛んでもらうこと、大会ってどんなものかを体験してもらうことなどを目的にしていますから、長い長いぶっ飛びが出来たことでつくばねらしいフライトを体験してもらえたと思います。それってすごく楽しいことですよね。みんなもそう言ってくれたので、ちょっとは安心しました。結果はF1とか、他にいろんな大会もあるので、そっちでも頑張ってもらうことにして、とりあえずは今年の北陸CPがここで無事に終えたことが何よりでした。前回の立山が不成立だったのが残念ですが、こればっかりはしょうがないしね。
来年もやるだろうと思いますが、現在のところはどんな形でどんな風に行うのかはわかりませんが、楽しめる大会を基本に検討して行きたいと思います。
獅子吼、立山、つくばねと参加して下さいました選手のみなさんありがとうございました。また、サポートしていただいた各エリアのスクールの方、クラブの方などにも改めて御礼申し上げます。
さて、Team-Cのみんなにも、ぜひ大会の楽しさをどんどん味わってもらいたいと思います。そのうちに結果も出るようになると思いますよ。まずは楽しむことから始めましょう!!ツアーなんかでも、トレーニングを兼ねてタスクやクロカンなんかも企画したいと思います。これからもよろしくお願いしますね。
立山のみんな・・・
さて、Pikaichiは残すはF1-FINALだけとなりました。最後にバッチリ飛びたいなぁ・・・。