Team-Cの「新・大会日記」 -JAPAN CUP 立山編- |
2003/05/20UpDate
今年初めての「新・大会日記」は、地元立山では恒例のゴールデンウィーク行事、JAPAN
CUP立山からSTART!!
ここ数年は、ゴールデンウィークは天気に恵まれなかったけど、今年は週間予報でもなかなかいい予報だった。きっといいコンディションになって、レースが出来ると思ったんだけどなぁ・・・。
5月3日(大会初日)
今回のJAPAN CUPはJリーグと言う事もあり、Team-Cから参加したのは
Pikaichi、まきよ様
の2名。他のメンバーはみなさんスタッフに回ってサポートしてくださいました。
受付では、GPSのCheck-inに加えてタスクコミッティの投票用紙が渡されて、選手2名を書くように言われました。
快晴の空の下・・・
冒頭にも書きましたが、ゴールデンウィークの大会でこれだけ天気が良いのは久しぶりのような気がします。いつもは、初日は決まって雨で、受付だけしてうだうだして、昼からバーベキューってパターンが定説のようになってましたからねぇ。でも、今年は昨日の練習日も凄く天気が良くて、結構荒れたサーマルだったけど2300m以上まで上がる上々のコンディションだったし、4月28日は地元のNHK番組の取材でオギーが3300mまで上がってエリアレコードを更新するなんてこともあって、条件は抜群な日が続いてました。
テイクオフには他の選手がみんな上がったのを見計らってゴンドラに乗って移動。どうせ一番前に広げるつもりなので、前のラインが定まった頃に行くのがベストなんです。案の定、テイクオフにはカラフルなキャノピーが一面に広げられていて、一番前のラインにはお決まりの面々が・・・。Pikaichiはそこへどさっとザックを降ろし、「前に広げてもいい?」ってとりあえず断ってから一番前に広げるのです。
準備に勤しむ選手達(写真左)と、いつも明るい関パラのてーちゃん(写真右)
絶好の条件?
タスクコミッティーはPikaichiとは昔から馴染みの伊澤光くんと地元と言う事でPikaichiが選出されました。ここ数日のコンディションから考えて、今日も悪いはずはないと言う事で、40Kmタスクの方向で検討し、
D01(テイクオフ)-B04(DP)-B05-B04-B08-B11-B08-B11-B08-B04-A13(Goal) 40.1Km
に決定。ゲートオープンは10時40分、スタート時刻は11時ジャストになり、いそいそと準備にかかります。
タスク説明をする扇澤氏
強すぎるコンディション・・・
ゲートオープンとほぼ同時にPikaichiもテイクオフ。多分2番手か3番手。金山のいつものポイントでサーマルをヒットし、少し上昇させてから3番手前の雲に向かって移動し抜群のサーマルにヒット!これを見逃さない伊澤君もすかさずやってきて、二人で雲低1700mまで一気に上昇。いやぁ、気持ちよかった。上手い人と一緒にセンタリングするのはとっても気分がいいよ。さらに、スタートパイロンのB04近くにも雲があったのでそちらに移動し、スタート時刻の11時までステイ。が、その雲も消散して行き高度はジリ貧・・・。スタートする頃には1400mくらいまで下がっていたけど、まだまだ十分な高度なのでスタート。ほとんど何もすることなく、B05、B04と回ってから美女平に向かうために展望台で高度を稼ぐ。途中で抜かれたオギーも先行してた伊澤くんも高度を稼いで美女に移動を開始。これを見てPikaichiも移動を開始。Pikaichiの左下には黄色いノマドが低く美女に走っていたが、後で聞いたらてーちゃんだった。なかなかチャレンジャーな飛びだなぁ。
美女平では上がりも渋く、先行したオギーや伊澤くんを追って対岸へ渡るが、これが大失敗。いつものリッジ斜面に入ると、北の被りがひどくてグラグラの連続。上げるとか言うより、安全に飛ばすことだけに集中。そうこうしてるうちに、高度はどんどんなくなって、正直早く降りたいと言う気持ち。でも、ジモティーとしては何とか復活せねばと言う思いもあって、なんとか粘っているうちに「本日のタスクはキャンセルします」の無線が選手全員に告げられた。ホッとしたPikaichiも、一目散に緊急ランにランディング。マジでホッとしました・・・。
今回Pikaichiが使ったのはこれ!!
5月4日(大会2日目)
昨日はキャンセルで残念だったけど、こればっかりはしょうがない。今日に期待だと思ってたら、朝から高層雲がびっしり。おいおい、天気予報はずっと晴れだったじゃんか。どうなってるんだ?テイクオフに着いて空を眺めても状況に変化なし。今日はいったいどうなることやら???
広がる高層雲と逆転層
とりあえず、待てるだけ待とうと言うことで、ウェイティングが告げられました。タスクコミッティーも、渋い状況を想定して、メインは20Km、良くなれば30Kmタスクを検討。候補を絞り込む作業に・・・。
昼ごろから少しづつ日射も回復し、フリーの機体も上昇し始める。成立を優先と言う事で、今日は小さめの20Kmのスピードランとしてゲートオープンすることになった。タスクは
D01(テイクオフ)-B04(DP)-D12-B04-B02-B03-B08-A14(GOAL) 20.9Km
って感じの立山定番のもの。久しぶりに2番が入ったのがミソでした。今日もPikaichiは早目(2番手)にテイクオフ。最初は出渋っていた選手もどんどん出始め、金山は綺麗なガーグルが出来上がりました。この時点でも高度は1300mまでとれるので、十分タスクをこなせました。B03までは、凄くテンポよく回れたんですが、美女に行く時に躊躇してスタック。これが敗因。3番をとって金山で1300mまで上げておきながら、そのまま美女に渡る判断が出来なかったことと、展望台で上げ直そうとしたことが失敗でした。なんとか展望台で上げて美女を回り込み、無事ファイナルグライドを切ることが出来ました。
先行したトップグループは、低い高度でファイナルを切ったのと、川寄りのコースを選択したためか、ゴールに届かない選手が続出!!いやぁ、最後まで何があるかわからないねぇ。
この日、我がTeam-Cのまきよ様もゴールを決め、Jリーグはもちろんだが、公式戦初ゴール!!なんでも、ゴールラインのゴールの文字が涙でにじんでいたとか・・・。
ゴールを決めたまきよ様BANDIT(左)と、喜びの表情(右)
結局、後半にかけて高層がきれいにとれ、コンディションは尻上がりに良くなって、ゴール者が多数。その後のバーベキューでも、みんなゴールしたので楽しそうにおいしいビールを飲んでました。
ドキドキGPS判定(左)と、バーベキューは楽し(右)
5月5日(大会最終日)
朝から天気はいいんだけど、とっても寒い。大気もど安定!!昨日のタスクはPikaichiが10位でした。まぁ、ジモティーとしてはいいとこかな?って言うかこんなモンでしょう。まきよ様は29位。立派な成績です。
テイクオフに上がるも対流の気配はまったくなく、まさしく講習日和。スクール生が次々とテイクオフしていくのを見ながらの長いウェイティング。うーん、40Kmやるつもりだったんだけどなぁ。
時間だけがどんどん過ぎて、ダミーもいないので急遽立山名物?鉄砲玉ダミーとして、スクールの関沢校長がテイクオフ!!目指すは美女平。もちろん、テイクオフから真っ直ぐに向かうのです。そして、つくばねTeam-GのNori-Gこと則島さんまでダミーと化し、こちらはまっすぐ対岸へ。
鉄砲玉ダミーの関沢校長(左)と、則さん(右)
結局、対岸の緊急ランディングをスタートとして対岸をメインに使ったタスクを発表しましたが、ほとんどの選手が対岸までぶっ飛んで、この日は不成立。で、大会終了でした。(大会結果はCompe-Infoを見てね)
Pikaichiは10位で終了。まぁ、久々のJリーグだったから上出来かな?地元の大会だしすごく楽しめました。いい肩慣らし?にもなったしね。今年のシーズン最初の大会は、こうして幕を閉じました。でも、まきよ様初ゴールなど幸先の良い話題もあって、今年はなかなか行けそうなシーズンになりそうだな。
次は獅子吼でF1。ここからが本番かな?
今年も大会で会ったらよろしくね!!