Team-Cの「新・大会日記」 −パラトピア五竜 F1編ー |
2002/10/12UpDate
今年4戦目。まさかまさかの五竜編です・・・。
夜中の雷雨・・・
10月5日〜6日に開催されたパラトピア五竜F1。去年は6月に開催され、Team-Cメンバーの初陣となったステージでしたが、今年はテレキャビンの運休等の理由により秋に変更になりました。
成立率の高いこのステージは相変わらずの人気ぶりで、ましてや今年はこれまでニセコ、獅子吼、伊吹の3つしか成立していないと言うこともあり、多くのF1リーガーが集うことになりました。そうなると、必ず”セレクション”に漏れる選手も居るわけで、今回はTeam-Cの由起ちゃん、獅子吼の不破さんが引っかかりましたが、キャンセル待ち順位が高かったので、無事参加することが出来ました。また、エントリーしていたまっきーは、腰の状態を気遣ってキャンセルしましたが、五竜名物”裏F1”に参加するということで同行しました。
今回の大会参加メンバーは
Pikaichi、広野さん、貴ちゃん、由起ちゃん、まっきー(裏F1)
の5人。それに、おなじみになったとなみ野Team-Gから直猿こと瀬川さんを車に乗せ、待ち合わせ場所の有磯海サービスエリアに向かう予定でした。が、集合時間の5時30分になってもT子が現れず・・・。電話すると寝てたらしい。
と言う理由もあって、Team-C+1は現地に向けてダイレクトに車を走らせることになったのです。(まっきーは、自分の車で直接現地入りすることになりました)
今回からは、広野号が新しくなって、貴ちゃんや由起ちゃんはご機嫌そうでした・・・。
夜中の雷雨があったのでお天気が心配でしたが、予報通り快晴の空の五竜を見ることが出来ました。
新しい広野号
今日は出来る・・・
受付を済ませてから、みんなでテイクオフに移動する。開会式はテイクオフで10時かららしいので、今日は天気もいいし、テイクオフでのんびりしようと思う。
テイクオフには、やはり五竜らしく既にたくさんのキャノピーが広げてあった。みんな気合が入ってるのか?でも、今日はきっと出来るだろう。楽しく飛べればいいなぁと思っていました。
テレキャビンは薬チャン、八子ちゃんと一緒。今回は宿泊も一緒でした・・・
広げられたキャノピーと準備にいそしむTeam-Cメンバー
おおっ!20Km・・・
10時から開会式。今回は佐藤哲ちゃんがドイツに行っているということで、西ケ谷さんが来てました。競技委員長は清さん。開会式や諸注意の説明が終わった後はしばしのウェイティング。ダミーを飛ばして様子を見るものの、それ程上がるムードではないようです。予想以上に待った後で発表されたタスクは、
A(DP・テイクオフ前)-E(LD横)-A-D(飯森下の小屋)-I(47ゴンドラ山麓駅)-A-D-I-B(飯森リフト降り場)-G(LDからまだ先の神社横の小屋)-E
なんと20Km。まぁ、この時点では私も十分出来ると思いました。しかし、この20Kmが悲しい結果を生むことになるのです。
タスク発表
悪夢!?のタスク不成立・・・
ゲートオープン11時20分。その前にダミーや”裏”の選手が続々テイクオフして行きます。まっきーもテイクオフしてすぐさまサーマルで上げ、一人高い位置をキープ。そして、ゲートオープン。次々に選手が出て行きますが、上がりは渋い状況。私たちはしばしの様子見モードになって、しばらく空を眺めていました。そのうちに、テイクオフ前だけじゃなくて、飯森も上がるようになったので私もいよいよテイクオフ。テイクオフ前で上げるものの上げ渋り、飯森に行っても上げ渋る。あわや降ってしまうかと思ったけど、もう一度ヘロヘロとテイクオフ前に戻ってあげることが出来ました。この頃は、獅子吼の不破さんや五十嵐さん、Team-Gの則さんも空中にいて、知り合いばかりのガーグルで上げやすかったですよ。
高度を1900mにしたところでデパーチャーAを撮ってスタート。Eに向かうものの沈下が大きく、とても楽に帰って来れそうもないので、途中で上げ直すが上げ渋る。飯森で上げてEを撮ったが、ここまで20分も使ってしまった。Eからは飯森に戻り、高度1900mに回復。A-Dとダイレクトに撮ってIに向かうか悩むが、I付近に降りたと言う無線も既に入っていたので、安全のため飯森で上げ直してからと思い飯森に向かう。が、Bギリギリの高度だし、既に2機ほどリッジに張り付いて上げ渋っているので、そこで上げるのはあきらめてヘロヘロと斜面際をI方向に向かう。
何とか引っ掛けたサーマルで回していると、そのサーマルの上空には由起ちゃんがいた。「うーん。いいなぁ。高いなぁ。」などと言いながら1300m程度まで上げてIに向かう。帰ってきたら、もう一度このサーマルを使うつもりだった。移動するとすぐに薬ちゃんが低い高度をAに向かっていく。結構差がついてしまった。まぁ、今日はとりあえずゴールが最優先。Iに向けてアクセルを踏む。
Iを撮って戻ってくるとサーマルがなく、リッジらしきリフトも殆ど使えないものばかり。誰か下から上げてこないかと思うが、みんなランディングに向かっていった。さっきすれ違った薬ちゃんも、低い高度で同じ場所に来たが、結局上げられずランディングへ。私も上げられずランディングへ。
降りてみると、今日は誰もゴールしてないみたい。最高は2回目のIまでらしい。でも凄いな。
ほどなくして、由起ちゃん、貴ちゃんが降りてきた。今回は2人とも頑張っていい飛びしてたよ。結果も由起ちゃんはPikaichiと同じで1回目のIまでで、貴ちゃんは1回目のDまで。よくできました。(笑)
一人勝ち状態のまっきー
パーティーでは・・・
結局、ゴール者は居なかったようでキャンセル。最高は常さんの2回目のIまでだった。1回目のI組は4位で横一線でした。
夜のパーティーは、柏木さんのアクロの話やら、今日のビデオやらを見ながら、いつも通り和気藹々と過ごしました。でも、キャンセルってやっぱいやだねぇ。盛り上がらんわ。「今日は20Kmじゃなくて、10Kmとかだったら成立してたのに」などと言う声も聞こえてきました。確かに、おっしゃるとおり。でも、1時頃に急に条件が垂れてしまったのは予測できないんじゃないかな。タスクセッターだけのせいじゃないから、これは仕方ないよね。まぁ、大きいといえばそうかもしれないが、それよりも「1人以上のゴール者」って言うルールの方が問題だと思うな。
名誉?の負傷のちゃいなさん(左)と、現在F1トップを走る小笠原さん(右)
パーティーにて
田口くんと写真の写しあいです・・・
結局、パーティーまで時間がなかったので、パーティーの後で宿に一旦入り、みんなでお風呂に行きました。
終わったよ。不成立・・・
朝はまぁまぁ日差しもあって、今日も出来るかなぁと思っていたが、受付に行く頃には高層雲がべったり。もう終わりって感じ。テイクオフに行っても寒い。フライトスーツを着込んで待つものの、日差しが回復する気配はない。その間に、五十嵐さんのインターコムを修理する。なんか、インターコムのコネクタが壊れたみたい。
待つこと2時間。結局キャンセルになって、飛んで降りることになった。空中は安定してて、Pikaichiはブレークコードを持たず、腕組みしながら飛んでました。(笑)
インターコムを直す(左) 日差しがないよぉ・・・(右)
今年はこれで終わりです・・・
結局大会はまたまたまた不成立。Team-Cのメンバーで生き残ってた広野さんが参加してもダメだった。はぁーっ!終わったな。
これで、Pikaichiの2002年のF1は終わりました。この後は、いろいろ事情もあって、F1には出られません。今年は獅子吼のポイントだけで終わってしまいました。でも、まぁ、こればっかりはしょうがないですね。天気もどうすることもできないしね。
来年も出ると思うけど、来年はもっと楽しく飛べるようにしたいね。
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