Team-Cの「新・大会日記」 −立山らいちょうバレーカップF1編ー

2001/10/30UpDate


 ついにやってきました。地元立山でのF1が・・・。北陸シリーズ最終戦の今回は、ここ地元での我らTeam-Cの戦いぶりをじっくりリポートさせていただきますよぉ!!


10月27日(土)

 2001/F1リーグも大詰め。丁度14戦目にあたる我がTeam-Cのホームエリア、立山でのF1は、朝から快晴の青空の下で幕を開けた。今週に入ってからは、お天気ばかりが気になったが、なんとか今日まで持ってくれた。ここ数日の条件を考えると、今日もきっと良い条件になるんじゃないのかなぁとウキウキ気分。

 今回参加のメンバーは、Pikaichi(今年6戦目)、広野さん(今年4戦目)、佐藤さん(今年4戦目)、まっきー(今年5戦目)、貴ちゃん(今年4戦目)、もっち(今年3戦目)、由起ちゃん(今年3戦目)、西尾くん(今年2戦目)の8名だが、地元と言うことでクラブのメンバーも多数参加。Pikaichiを含め、みんな選手とは言いながら、飛んでいない時は大会運営に携わるスタッフとして忙しく働いてました。

F1史上初、Race to Goal?

 朝8時に受付がスタートし、9時30分からは極楽坂テイクオフにて開会式が行われ、エリアの諸注意などを大会実行委員長の関沢校長より選手に告げられました。その後、FUNCUPがスタートしましたが、時を同じくしてF1のブリーフィング。今回の競技委員長は立山が生んだ世界のオギーこと扇澤郁氏。テイクオフから見える空には、強力な逆転層が上空を覆っていたが、時間とともに条件は好転するだろうとの読みで、今回のタスクはレースtoゴールを予定していることが発表された。これを聞いた選手達は、戸惑いを隠せない様子だったものの、懇切丁寧なブリーフィングにより、競技方法を選手全員が理解出来たことだろう。

tateyama1027to.jpg (27094 バイト)f1_001.jpg (30519 バイト)

いつもの様に広げられた機体と空には逆転層が・・・(左)
レースtoゴールについて入念にブリーフィング・・・(右)

 しかし、一向に好転の兆しを見せない空と、上がりの悪いダミーの状況を見つめながら、タスクセットに苦労すること1時間余り。予定のレースtoゴールは断念し、通常のスピードランとして競技を行うことになった。タスクは

TO2(極楽坂)-3(DP)-16-3-16-3-16-2(GOAL)

の13.7Km。ゲートオープンは12時15分。Pikaichiは、タスクセットのお手伝いや、タスクボードへの書き込み等、スタッフとしての動きをしていた為、佐藤さんから「ミーティングしましょう」の声に応じる事が出来ず、佐藤さんをリーダーとしてミーティングをしてもらうことに・・・。
その間に、ようやくタスクボードの写真撮影やタスクの記入など、選手としての動きをすることが出来ました。(冷や汗・・・)
みんなには、「とにかく焦らずに、普段通りに飛ぶ事!!」だけを伝え、そそくさと自分の機体まで走りました。

激渋の戦い・・・

 ゲートオープン直後、Pikaichiは2番手でテイクオフ。その後、佐藤さん、広野さん達も早目にテイクオフして来る。金山までのルートは、普段あるはずのリッジが殆どあてにならない状況で、思いきり斜面に寄りながらも金山のトップを回りこまなければならないほど。先行き不安に・・・。
しかし、いつもの場所には弱いながらもサーマルは存在し、Pikaichiはここで1250m(標高)まで高度を稼いでスタートを切るべく3番へ移動。3番上空ではカメラの時計が切り替わるまで30秒も時間があり、仕方ないけど待つ事にした。金山から3番にかけての尾根上も、いつもあるリフトが存在せず、高度温存策が取れない厳しいコンディション。金山で必ず上げなければならない厳しい展開を予測する。

tateyamato2.jpg (24152 バイト)f1_002.jpg (8951 バイト)

最初の16番からのリターンで・・・(左)
金山は激渋コンディション・・・(右)

30秒待つ間に、高度は100mほどロスしたが、そのままスタートを切って金山へ。この時点ではかなりの選手が金山上空に滞空しており、サーマルはわかり易い。そのまま金山で1200mまで上げ、ダミーが五色上空で高く上がっているのでそのまま真っ直ぐ五色に突っ込みお目当てのサーマルにヒット。この日最高の1400mまでゲインし、最初の16番を取って尾根に戻り、そのまま3番-金山へ移動。ここまではとても順調に思えたが、ここで大きくスタック。金山トップギリギリの高度で帰りついたPikaichiは、何とか弱いリフトにしがみつき、回りを見ながらサーマルを待つ。
薬師寺君が良いリフトで回しているのを見てそこに入って一緒に回す。回しながら「辛いねぇ」と声をかける。2度ほど1200m弱まで高度を回復し、五色にアタックするが極楽坂テイクオフを越えることが出来ずに金山に引き返してやり直すはめに陥った。

みんな頑張れ!!

 2回目の五色アタックを敢行した時、ピンクのボナンザが低い位置で16番に突進している。佐藤さんだ。「うわぁー、ありゃ厳しいよ佐藤さん・・・」。自分も極楽坂手前で引き返す羽目になったが、更にその下100m位の位置を懸命に金山に向かって移動しているが、ハッキリ言って佐藤さんをもってしても撃沈コースに見えてしまう。佐藤さんは早々にランディングしてリフライトを選択した。

 金山に戻ると、黄色のノマドが良いサーマルで回している。ゼッケン1番広野さんだ!!すぐにその下に入る。そこにまっきーのバンディットもやってきて、ジモティーサーマルになった。(笑)慎重に高度を稼ぐが上がりきらない状況にイライラしていると、赤いアルゴンが凄いサーマルにヒットした。ゼッケン17番のチャイナさんだ。すかさずサーマルに突っ込み、一度チャイナさんとぶつかりそうになったけど(ごめんね、チャイナさん)そのまま上げ続け、1300mまで高度を回復した。

 ここで、16番に向かうか、リスタートを切るか判断に迷った。スタートしてからここまで40分くらい経過している。しかし、時間は既に13時を回っているし、過去の立山のコンディションから考えても、今日はこれ以上良くなる事はないと判断して16番に向かう。

ファーストゴール

 16番をリターンして極楽坂テイクオフに機首を向け、アクセル全開で進んでいると、テイクオフからみんなが手を振ってくれた。ありがとう!!Pikaichiも手を振り返す。金山でもう一度1200mまで上げ、3番を取って最後の上げ直しに入る。16番をギリギリの高度で取る為には、金山で展望台レベルの高度があれば良いので、センタリングを2回して1180mで離脱しファイナルグライドに入った。16番は予想通りギリギリで、カメラのフレーム一杯と言って良いほどの大きさだったが、そのまま回りこんでゴールまでフルアクセルで進み、1時間1分かかってようやくゴール。良かった。これでミニマムが行けば、とりあえず成立する。

 ゴールすると、FUNCUPのランディングスタッフをしていたクラブのみんなが出迎えてくれた。ありがとう。うれしいよーー!!
その15分後、白いボナンザがゴール。なんと、つくばねのnoriGこと則島さんだ!!「もしかしたらnoriGの方が速いかも?」などとビビッていたが、タイムを見て安心した。(笑)

立山F1成立

 結局、その後は薬師寺選手、ちゃいなさん、佐々木選手がゴールしてゴール者は5名。ミニマムも、リフライトした選手のおかげで20%以上をクリアして立山F1は成立した。
Pikaichiは、すぐにスタッフに戻ってPCの前でFUNCUPの集計を開始し、その後はF1の集計に。5名のタイムを気にしながらタスクリポートを確認すると、なんとちゃいなさんが1時間2分。「やっべー、1分差だよー。3番のスタートで30秒待たなかったら負けてたかもしれないなぁ」と冷や汗ものでした。(苦笑)注目の薬師寺君も1時間8分と苦労した様子。なんとかTOPを死守。

そして、まっきーが総合で11位にランクされている。凄い。女子でも2位だしf2でも2位だ。今日のパーティーは楽しそうだ。

パーティーは大盛り上がり・・・

 今回の立山では、いつもの?焼肉やヤキソバではなく、厚生年金休暇センターでのパーティー。料理もお酒もたくさんあって、もう大騒ぎでした。

tateyamatomo_yuki.jpg (12676 バイト)

パーティーの司会進行は知ちゃんと由起ちゃん

パーティーの司会進行は由起ちゃんと知ちゃん。二人ともお疲れ様でした。

tateyamabingo.jpg (15260 バイト)

BINGOゲームを仕切るは、早風君と広野さん

BINGOゲームでは、広野さんと早風くんが仕切ってくれて、賞品もたくさん用意してあって、みんなで楽しい時間を過ごしました。
そして、今大会を強力にバックアップしてくれたハミングバードパラグライダークラブのみんなで記念撮影をしてパーティーはお開きになりました。

tateyamaparty1.jpg (20651 バイト)

パーティーで・・・

tateyamaminna1.jpg (21027 バイト)

今大会を支えたクラブのメンバー(ありがとう!!)

10月28日(日)

 2日目は、朝から曇天と強烈な南風。どう考えても競技は無理。会場を飾ったフラッグも風に飛ばされないように早々に撤収。表彰式の準備に入った。

ジモティー頑張る・・・

 F1の結果は、ジモティーの意地と根性でPikaichiが優勝。2位は関パラのチャイナさん。3位はつくばねのnoriGこと則島さん。そしてf2部門では、リザルト上ではOASISに乗る井澤豊さんが優勝なんだけど、この時点でまだDHVのホームページに登録されていないと言うルールから、順位が繰り上がってまっきーがf2で初の優勝に輝いた。やったぁ!!Team-CがF1、f2ダブル制覇だ!!同点で衣笠さん、林さん、常泉さんの4名がf2優勝。さすが常連さん達は凄いな。

結果、Team-Cとしては

優勝:Pikaichi、11位(f2優勝):まっきー、16位:佐藤さん、18位:もっち、29位:広野さん、由起ちゃん、55位:貴ちゃん、西尾くん

でした。でも、みんなあの厳しいコンディションの中で頑張ったと思います。
今回は、何も言う事はありません。お疲れ様でした。

tateyamamakkyf2.jpg (23258 バイト)

表彰を受けるまっきー

f1winner2.jpg (22413 バイト)tateyamaf2winner.jpg (21357 バイト)

F1の上位3名とf2優勝の4名

次はFINAL

 Team-Cは、朝霧FINALを残すのみになりました。これで泣いても笑ってもシーズン終了です。最後だから、思いきり楽しんで来ようね。
Team-Cがエントリーする大会が成立するジンクスは、今回も健在でした。だから、きっとFINALも成立するでしょう。そう言うジンクス持った人がいっぱい参加するしね。

最後に、大会を支えてくれたクラブのみなさん、スクールのみなさん、選手のみなさん、どうもありがとうございました。これからもよろしくお願いします。

では、選手のみなさん、FINALで会いましょう!!


戻る

Copyright (C) 1998-2001 Pikaichi.All Rights Reserved