Team-Cの大会日記・1999 |
1999/05/08UpDate
このページは、Team-Cが参加した大会の模様を、あくまでも私達の”主観”でお伝えいたします。なお、記載されているあらゆる事項について一切の責任は持ちませんので、予めご了承ください。
5月2日〜5月5日の日程で、Pikaichiのホームエリアである立山で恒例?のらいちょうバレーカップが今年も開催された。Pikaichiにとっては今年最初の大会であり、昨年はいろいろ事情があって地元の大会でポイントを取れなかったので「今回はしっかりポイントを!」と言う気持ちで望んだのだ。
また、今年から開催されているF1リーグも併催され、立山からも期待の新人塩岡貴子、名前だけはカッコイイ?早風慎也の2名がエントリーしている。Jリーグの方は、Pikaichiを筆頭にTeam-Cの女王?高林小百合、今年からボナンザに乗り換えて張り切っている佐藤裕、クラブのおじさんフライヤーの高松俊夫の4名がエントリーした。(クラブ員と言う意味では扇澤選手もそうだけど・・・、この方は別格ですからねぇ)
Team-CのメンバーであるPikaichi、高林、佐藤の各選手は、模擬タスクで大会前々日、大会前日ともに十分なシュミレーションフライトを行っていたので準備は万端と言ったところか?(佐藤さんは前日だけ参加)ここ数年は、春の立山の大会は全くと言っていいほど成立していない。殆どは天候が不順で飛ぶことすらままならない条件になってしまっていたが、今年の週間予報では大会初日の2日は確実に大会が出来る条件になると思われたので、「1本成立の可能性大」のつもりで挑んだ。
ちなみに、大会前日は伊澤君や小森君らを交えての模擬タスクで、極楽坂テイクオフをスタートしてから4番、1番(展望台)、3番、8番(美女平)、11番(対岸の志鷹プラント)、8番、メインランディングで行った。(この日はエリア側は2300m位まで上がるコンディションだったが、対岸は北の被りが強くとっても怖い思いをしたけど・・・)
(写真は立山定番のテイクオフのキャノピー品評会)
大会初日の2日は、朝から素晴らしい天候に恵まれ、確実にタスクが出来ると確信してテイクオフに上がった。Pikaichiの予想では30Kmしかやらないと踏んでいたし、模擬タスクとイメージ的には近いタスクしか出来ない(立山はそう言うエリアだと思う)と考えていたので、タスク発表前から既にタスクのイメージトレーニングを行っていた。実際のタスクも大体Pikaichiの読み通り?だった。
10時45分にゲートオープンとなり、スタート前にまず4番を取って、11時20分にテイクオフにスタートパイロンが開く空中一斉スタート形式。その後は4番、1番(展望台)、3番、5番(ゴンドラ山頂駅)、8番(美女平)、11番(対岸の志鷹プラント)、8番、グランドゴールの30.3Kmのレースtoゴール。ゲートオープンされると4番目くらいにPikaichiがテイクオフし、金山のサーマルで上げる。今日はいつもの立山のコンディションで、予想よりも上がりが良かったせいか、1500m位まで上げて4番に走る。
今回の大会は、条件が良かった事もあってか、どの選手も必要以上に上げていた様に思う。Pikaichiはトランジット中に携帯した取材用の一眼レフで写真を撮りまくる。
(写真は3番に向かう伊澤機と高林機)
11時20分のスタート時刻には、丁度テイクオフ上空にステイしていたのでそのままパイロンを取ってスタートを切る。後ろから有名どころの選手が高い高度で追いかけてきてぶち抜かれた。(やっぱりブーメランとかは速いわ!!)4番を取ってリターンし金山で上げる。が、調子良く上がらないにもかかわらずそのサーマルに固執して無駄な時間を過ごしてしまった。そこそこの高度で展望台に向かい、やや低いながらも1番を取って上げずに3番へ走る。尾根上は既にハイウェイと化しており、3番に向かうだけで上がって行く。3番手前で伊澤君と小百合ちゃんが高い高度で追い抜いていく。とりあえず二人の写真を撮っておく。(この頃になると結構楽しんで飛んでました)3番をリターンし、展望台裏で美女平に行く為の高度をしこたま稼ぐ。これでもか!って程高度を稼いで移動しざまに5番をとって美女平に移動。ここまでは順調順調!!左側から田中美由喜さんが同じく美女に向かっている。美女平でも関パラの竹尾さんや美由喜さんらと一緒に上げて対岸へ向かう。
通称大辻の壁付近にさしかかった時、高度は微妙だった。伊澤君や美由喜さん、竹尾さんはそのまま11番へ突っ込んで行ったが、Pikaichiは不安なので壁に寄り、谷の奥まで入り込んで上げ直し、尾根ルートで11番へ向かう。移動しながら勝手に上がる状況で、11番付近に差し掛かった頃には高度は1300mもあった。楽勝に11番を取って更に上げ直し、ダイレクトに美女に向かう。が、やはり低くなり心配なので再び大辻の壁に寄って上げ直し、美女に向かう。ここまで来ればゴール確実だが、最後になって慎重になりすぎたか、余分な高度まで稼いで美女を取ってファイナルグライドに入る。やはり高すぎて、途中で翼端を折りながらフィニッシュラインをカット。フラッグが振られたのを確認してメインランディングへ降ろした。ゴールした感激に浸っていると、佐藤さんも降りてきてゴールしたと言う。おめでとう!!その直後に小百合ちゃんも降りてきた。ゴールおめでとう!!Team-Cは全員ゴール達成。(しかし、おまけが付くんだけど、この話は今回はしません・・・)
(写真は11番から美女平〜立山連邦をバックにセンタリングするパラを撮ったものです)
F1の方は、14時頃にゲートが開きスピードラン競技が行われた。が、高層雲が張ってしまい、渋い条件になり、ゴール者はなし。その中でも塩岡貴子選手が健闘した。早風選手はちょっとした?アクシデントからレスキューを開く羽目に陥り、大会よりも良い経験をした様だ。(でも、もっとグライダーをコントロールする練習をするよーに!!)怪我もなく無事で何よりではあったが・・・。
(写真左:F1参戦の塩岡選手と早風選手、写真中央:ゴールを決めた佐藤選手、写真右:ガッツポーズのPikaichi)
大会後のバーベキューで飲んだビールは格別で、「やっぱゴールすると違うねぇ」って感じ。みんなもねぎらいの言葉を掛けてくれてとても嬉しかったです。
(写真はゴールに向かってファイナルグライド中の選手達)
3日以降は天気も悪く、大会は初日の1本で成立と言うことになりましたが、今年の緒戦をまずまずの結果で終われて気分的にも良かった。今回の結果に満足せず、更に反省点なんかも分析して、今後の大会に挑みたい。
応援して下さったクラブのみなさん、スクールのみなさん、ありがとうございました。次回は尾神で頑張ってきます。
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