Team-Cの大会日記・1998 |
1998/08/14UpDate
このページは、Team-Cが参加した大会の模様を、あくまでも私達の”主観”でお伝えいたします。なお、記載されているあらゆる事項について一切の責任は持ちませんので、予めご了承ください。
7月26日。クラブ主催のトミーズカップ’98が開催された。いつもであればこの大会日記では選手の視点からいろいろ感想やたわごと?を述べていたが、今回はスタッフ、特に”競技委員長”と言う立場からこの大会について感想を述べてみようと思う。
今回で4回目を迎えるこのトミーズカップ。Pikaichiは毎回スタッフとしても参加し、微力ながら大会運営に携わってきた。日頃からコンペに選手として参加しているので、クラブの大会では主に”競技委員長”と言う役割を担い、大会について常にあれこれ考えている。
大会自体の準備や打ち合わせは大会1ヶ月前位から行われる。毎年恒例の行事であるためか、クラブ役員やスクールスタッフのみなさんは手慣れたもので、例年になくスムーズに準備が行えた。
競技委員長の仕事と言うと、これは私だけなのかもしれないが、実際に行う競技のルールの整備、競技内容の決定、集計用パソコンソフトのセッティング、タスク検討、安全対策と多岐に渡る。クラス1ではレースを行う予定であるため、予定するタスクを自分自身で実際に回ってみて、タスクの難易度、ポイント、危険個所、所用時間、必要なコンディションを確認・シュミレーションする。
しかし、どんなに準備が完璧であっても天候に恵まれなければ話にならないのも事実。Pikaichiは大会1週間前から5時・11時・17時発表の天気予報や天気図等をチェックして可能な限り当日の状況を予想し、最適なセッティングを心がけた。しかし、大会前日の天候・条件もあまり芳しいものではなく、大会当日は更に悪化することが予想出来たため、既存のパイロンではタスクが組めない、或いはレースが成立しない可能性が出てきた。そのため、急遽近場のパイロンを新設し、渋い条件でもレースが成立するようなセットが可能な準備を行わなければならなかった。
大会当日は朝6時に起床し天候を確認する。期待出来ないコンディションである。クラス2の競技には支障はないだろうが、クラス1のレースを行うにはかなり厳しいコンディションだ。しかも、天気予報では午後から山沿いで雨と伝えていたため、時間との戦いになりそうな気配。競技の後のバーベキューパーティーもあるので、雨が落ちる前には競技を終了したい。そんな思惑のまま、テイクオフに上がり競技をスタートさせた。(競技の模様はトミーズカップ’98を見てね!!)
結局、クラス2の方は2本とも無事成立した訳だが、クラス1はギリギリのショートタスクを組んだもののレースと呼べる状況には程遠く、キャンセルせざるを得なかった。これについては、レースにこだわらずに、別の競技を検討する必要もあると言うことだろうが、個人的にはクラス1はレースにこだわりたいと思っている。(クラブのみなさんの意見を聞く必要があると思うが・・・)
楽しく・安全にと言うコンセプトの元では、競技の形態などどのようなものでもいいのかもしれないが、立山カップから始まったクラブ大会の歴史の中で、”レースでクラブNo.1”を決定するスタイルは捨て難いものがある。今後もこの件については検討しなければならないだろう。
何はともあれ、大会のスタッフはとっても大変で、とりわけ競技委員長って人は、常々いろんなことを考え、競技が無事に成立するように精一杯努力している人なのだってことを少しはわかっていただけたら・・・と思う。(やっぱり選手が一番楽だし楽しいとPikaichiは思う)
いろんな大会に出てる選手諸君、大会は選手があってこそではあるが、それを支える多くのスタッフや競技のカラーを打ち出す”競技委員長”等の人々の苦労を理解し、「飛ばせてもらっている」と言うとちょっと大袈裟だけど、ちょっとは感謝して競技に挑んでもらうといいのではないか?と思う。
・8月29・30日 白馬乗鞍レディースカップ・・・白馬乗鞍
・9月4・5・6日 ししくスカイグランプリ・・・ししく
・9月19・20日 らいちょうバレーカップ第2戦・・・立山