Team-Cの大会日記・1998 |
1998/07/23UpDate
このページは、Team-Cが参加した大会の模様を、あくまでも私達の”主観”でお伝えいたします。なお、記載されているあらゆる事項について一切の責任は持ちませんので、予めご了承ください。
7月19日。3連休の中日。今日は富山県の城端町にあるつくばね山エリアにてPG富山県選手権が開催される日である。この大会は、去年・一昨年と立山山麓にて開催されたものの、どちらも天候に恵まれずキャンセルになっていた。つまり、まだ富山県選手権者が不在のままなのだ。今年こそ富山県選手権者が誕生して欲しい。願わくばクラブ員の中から・・・(更に言えばTeam−Cから出てくれればもっといいのだが)。
朝から快晴。城端町のポイント予報をチェック。今日は1日中晴れ。風は南が本流のようだ。良い条件になってくれればと願いながら国道304号線を走りエリアに向かった。途中でTeamのメンバーと無線でコンタクトをとり、待ち合わせ時刻の9時ちょうどにエリアのクラブハウスに到着。旦那と本馬君にTeam−CのTシャツを納品する。受付は9時30分からなので、しばらくうだうだしてとりあえず準備に入る。
受付が開始され、そそくさと受付を済ませる。今日は石川県のフライヤーも結構たくさんエントリーしてくれているようだ。(Pikaichiも石川のフライヤーだけど・・・)。今回の大会のお世話をしてくれているつくばねエリアの人たちや、競技委員長でもある山下氏(写真)に挨拶して、「今年こそ成立して富山県選手権者が決まればいいですね」などと話をした。今回の大会では、地元の山下氏、砂田氏が優勝候補の最右翼だから、彼らの動きに注目しようと思う。
ゴール予定地のきらら横のグラウンドに車を移動し、クラブハウスで開会式を行った。簡単な諸注意の後、みな仲良く乗り合わせでテイクオフに向かう。上空は積雲も出来ていて、面白いレースを期待させてくれる。よっしゃー、今日は選手権者には関係ないけど、いっちょやってやるぜ!!
(競技委員長の山下氏)
テイクオフに上がり、12時のブリーフィングを待つ。天気は良いがまだ渋そうだ。地元のとなみ野パラグライダースクールのスクール生達がテイクオフして行くが、リフトらしきものがある形跡は?である。とりあえずセットアップだけはしておこう。Teamのみんなも思い思いに時間を潰している。私も久々に会うフライヤーの方々としばしの談笑TIME。大会のこういう時間も貴重だよね。コミュニケーションがはかれて有意義だ。
12時にブリーフィングが始まった。しかし、条件はまだ良くなった形跡はない。注意事項の確認のあと、もうしばらくウェイティングすることに決まった。この時も私達は条件が良くなることを信じて疑わなかったのだが、これは後から裏切られる結果となる。競技委員長の山下氏、地元の砂田氏らが協議し、タスクが決定された。11.7Kmのスピードラン競技だ。距離は短めでも条件を考えれば難しい設定のタスクだ。13時ゲートオープンと決まり、オメガ3の選手が先陣を切ってテイクオフして行くが上がる気配もなく、最初のAパイロンを取ってゴール予定のHパイロンに向かって行った。「もう少し待ちだな!」と思って回りを観察していると、地元の早川選手が奥さんのAXIONで渋いにも関わらずテイクオフ。そのまま左に流して弱いリフトでじわじわ上げ始めた。これに続いて斉藤選手、山下選手がセットアップに入る。私も後れを取らぬよう、斉藤選手の次の順番を確保。斉藤選手も左側に流し、見事にゲインして行く。慌ててテイクオフした私は斉藤選手の下に入り、後から来た小原選手のXENONと一緒にセンタリング開始。既に早川選手はレースをスタートしている。続いてか
なり高度を稼いだ斉藤選手もパイロンに向かった。私はもう少し高度が欲しかったが、どうしても斉藤選手の高度まで上げることが出来ず、一番低い高度で走ってしまった。
Aパイロンを取り、高度を稼ぐために先ほど上げたポイントに戻るが既にサーマルはなく、苦しい展開になって行く。斉藤選手は戻ってあげ直し、次のDパイロンに向かっている。山下選手らもDパイロンに向かったようだ。私は低いにも関わらず、わずかの望みをかけてDパイロンに突っ込んだ。移動中は思ったより高度ロスがなく、「さすがVERTEX!!頼りになるぜ!!」って感じ。Dパイロンに付いた時は、パイロンはすぐ足元だったがなんとか取ることが出来た。しかし、ここからまたAパイロンに戻るにはかなり厳しい。途切れ途切れのサーマルのカス?で必死に粘るものの、20m程度しか高度が稼げない。またまた見切って低いままAパイロンに向かう。勿論Aパイロンには届かず、高度も足りないため、必死で斜面を磨く羽目に陥った。条件が好転することを祈りながらリッジソアリングを続け、何とかAパイロンを攻略した。しかし、条件は好転することはなく、次のEパイロンに向かう。が、私はEパイロンがわからない。高圧線の鉄塔だが、どの鉄塔だ?いずれにしてもこのまま突っ込んでも攻略は無理だろう。こんなことを考えながらDパイロンの上空でうろうろし、無駄な時
間を過ごした。最後の賭けでもう一度Aパイロンの斜面を磨きに行くものの、結局低くなり平野部のサブランディングにエスケープ。レースが終わってしまった。
クラブハウスに戻ると、山下選手がゴールしたと言う。さすがは競技委員長。地元はやっぱ強い。しかし、よくよく話を聞くと「現像ミスしたんだよ。最初に定着液を入れたようなんだ・・・」。な、なんともったいないことを・・・。大本命が大ボケでコケたってわけだ。後は斉藤がどれくらい取ってるか?あの高度だから結構取ってるだろう。と思って帰ってきた本人に聞いてみると、A−D−Aまでだそうだ。やはり今日のコンディションではきついタスクだったのか。周りもみんな同じような状況だった。
場所を桜が池の自由の森に移し、バーベキューを楽しんだ。みんな腹が減っていたのでビール片手に肉や野菜をバクバク食う食う。今日の結果はまだ分からないが、みんなそれぞれのフライトを楽しんだようで本当に良かった。
Hummingbirdの面々と・・・ 石川県からエントリーして下さったみなさん
いよいよ表彰式。今回は富山県選手権と言うことで、参加選手の多かった石川県勢は残念ながらオープン参加と言うことで順位が付かないことになった。従って、Pikaichiも石川県なので番外決定!!初の富山県選手権者は、何とHummingbirdの斉藤直行選手。2位が地元の砂田昌克選手。3位がまたもHummingbirdの、しかもTeam−Cの小百合姫こと高林小百合選手。うーん、大会では絶対にただでは帰らない女。おそるべし・・・。なんでいつもそうなんだ???
何はともあれ、入賞者のみなさん、おめでとうございます(パチパチパチ)。斉藤!!やったな!!おめでとう!!やる気出せばまだまだやれるじゃない。この調子で今年も頼むよ。小百合姫もおめでとう!!あんたって大した女だねぇ。この前の尾神といい今回といい。まぁ、二人とも精進してくれたまえ。それから石川県から来てくれたみなさん、(Pikaichiも)お疲れさまでした。地元のクラブ、スクールならびに関係者の方々もお疲れさまでした。事故や怪我もなく無事終われたことが何よりです。来年は立山で富山県選手権が開催される予定です。その節はよろしくお願いします。
・7月26日 トミーズカップ(クラブ大会)・・・立山
・8月29・30日 白馬乗鞍レディースカップ・・・白馬乗鞍
・9月4・5・6日 ししくスカイグランプリ・・・ししく
・9月19・20日 らいちょうバレーカップ第2戦・・・立山