TATEYAMA Point League 競技規則

2002512日制定
2002518日改定

2002522日改定
2003426日改定
2004425日改定
2005年1月1日改定

HummingbirdPGC競技委員会

※変更箇所は黒太字で記載しております


  1. この規則は、「TATEYAMA Point League」(以下、当リーグと言う)を円滑に管理・運営するために定める。
  2. 当リーグを管理・運営するのはHummingbirdPGC競技委員会(以下、競技委員会と言う)とする。
  3. 当リーグは、HummingbirdPGCクラブ員(以下、クラブ員と言う)が目的を持ったフライトを行うことを推奨し、クラブ員の技術向上に寄与することを目的とする。
  4. 当リーグの年度は、毎年グリーンシーズンのゴンドラ運転開始日に始まり、同シーズンのゴンドラ運転終了日までとする。従って、年度開始および終了の日付は変動する。
  5. 当リーグの月度は、1日に始まり、末日に終了する。
  6. 当リーグへの参加は自由意思とし、各自の責任においてフライトするものとする。また、当リーグへの参加希望者は、競技委員会に登録料¥1,000を添えてリーグ登録を行う必要がある。クラブ員でない者が参加する場合は登録の必要はないが、オープン参加として扱い順位付けは行わないものとする。
  7. フライトにおける安全上の規定はエリアルールを採用する。
  8. タスクはシーズンを通じて有効とし、様々な条件に対応したものを複数用意する。
  9. タスク設定は、参加者および参加希望者から公募を行い競技委員会が選択する。タスクの公募は、毎年331日までに行い4月中旬までに公表する。また、ゴール後もフライトが継続出来る場所にゴールパイロンを設定することが望ましい。ただし、期日までにタスク応募がない場合に限り、競技委員会がタスクを設定する。また、2005年度はルール変更初年度である為、特例として一部のタスクを競技委員会が設定する。
  10. タスク内容は、現在の競技判定の主流であるGPSによる判定が可能なロングタスク(タスク距離が20Km以上30Km以下のパイロンレース)、ミディアムタスク(タスク距離が10Km以上15Km以下のパイロンレース)、ショートタスク(タスク距離が5Km以上10Km未満のパイロンレース)、スプリントレース(滑空比のみでコンプリート可能なパイロンレース)、お絵かきスプリントレース(滑空比のみでコンプリート可能なパイロンレースで、タスクの飛行軌跡がアートとして設定されるもの)の5種類とする。GPS判定の詳細は、別紙のGPS細則を適用する。
  11. テイクオフ地点は、展望台、極楽坂のどちらでも良い。
  12. 時間計測は、スタートパイロンからゴールパイロンまでの所用時間を秒単位で計測する。スタートパイロンは最も遅い時間に記録されたものが採用され、ゴールパイロンは最も早い時間に記録されたものが採用される。ただし、GPS判定ソフトによってスタート時間が上記定義の通り判定されない場合もある。この場合、選手は軌跡データの再判定を申し出ることが出来る。
  13. 得点は、距離得点(DP)とスピード得点(SP)との合計とする。スピード得点はタスクをこなしてゴールした選手のみに与えられる。またミニマム距離を超えない選手にもそのフライト距離に応じた得点を与える。ゴール出来ない選手には、確認した最終パイロンまでの距離得点を与える。また、お絵かきスプリントレースに関しては、上記得点以外にアート得点(AP)として飛行軌跡の美しさやアートの完成度に対して競技委員会(または競技委員会が委任した者)が採点を行う。この場合、従来の得点の50%とアート得点による合計1000点が最高得点となる。

    フライト得点=DP+SP
    DP=1000×(1-g)×(D/Dmax)
    SP=1000×g×(Tmin/T)^3
    ただし
    Nf:ゴールをクリアした選手数 Nto:参加選手数 g:0.6×√(Nf/Nto)
    D:本人の飛行した距離 Dmax:最長距離
    Tmin:最短フライト時間 T:本人フライト時間

    お絵かきスプリントレースの場合
    APの評価基準
     パイロン間における飛行軌跡の直線性
     図形の美しさ

    タスクポイント=(DP+SP)/2+AP
     DP+SPの最高点 500
     APの最高点   500

  14. タスク証明は、フライト終了後所定のタスクリポート用紙に必要事項を記入し、GPSと共に提出しなければならない。
  1. タスクの成績は、各選手の最も優秀なフライトが採用される。
  2. タスクのポイントは、そのタスクで得られた得点を採用する。ただし、タスクの成立は3名以上の選手が競技に参加し、有効なタスクリポートを提出した場合とする。
  3. タスクポイント算出時には、機体ハンデを係数化して算出する。

    DHVクラス3  t=T×1.15

    DHVクラス2-3 t=T×1.1

    DHVクラス2  t=T×1.05

    DHVクラス1-2 t=T

    DHVクラス1  t=T×0.9

    T=本人フライト時間

    t=ポイント計算時の本人フライト時間

    (例)

    DHVクラス3の機体の選手のフライト時間が35分だった場合

     t=T×1.15=35×1.15=40.25=4015

    上記計算式にて再計算し求めた値をタスクポイントとする。

  4. スプリントレースにおけるタスクポイント算出時には、シリンダー半径を機体ハンデとする。

    DHVクラス3  Sr=20m

    DHVクラス2-3 Sr=20m

    DHVクラス2  Sr=30m

    DHVクラス1-2 Sr=40m

    DHVクラス1  Sr=50m

    Sr=シリンダー半径

  1. 機体ハンデを設ける目的は、クラブとしての推奨機体を明確にするためである。つまり、クラブとしてはDHVクラス1-2の機体を推奨するものである。
  2. 機体ハンデ以外に、TOP3ハンデ、OVER55ハンデを設ける。TOP3ハンデとは、前年度のリーグ総合成績上位3に課せられるハンデであり、本人の意思に関係なく強制的に機体ハンデに付加される。OVER55ハンデとは、満年齢55歳以上の選手が対象となるハンデで、本人の意思(自己申告)により機体ハンデから減じることが出来るものである。

    TOP3ハンデ

     前年度優勝者 機体ハンデに0.15を加算

     前年度2位  機体ハンデに0.1を加算

     前年度3位  機体ハンデに0.05を加算

    (例)前年度優勝者の機体がDHV2の場合

        ハンデ=1.05+0.15=1.2

    OVER55ハンデ

     機体ハンデから0.05を減じる

    ハンデ込みの数値のミニマムは0.95とする

    (例-1)対象者の機体がDHV1-2の場合

        ハンデ=1-0.05=0.95

    (例-2)対象者の機体がDHV1の場合

        ハンデ=0.9-0.05=0.85

          ただし最低が0.95のため、この場合は機体ハンデの0.9のみ適用
  3. 年間ポイントは、タスクポイントの上位3つの合計とする。
  4. 成績及び途中経過は、毎月クラブ掲示板およびホームページ上にてハンデを含めた正式な順位と、そのタスクの実測値による最速タイム記録者を発表する。
  5. 以下の年間成績優秀者は、忘年会の場においてクラブから表彰する。

    リーグ表彰者

    リーグ総合優勝(3タスクの合計点の最高得点者)

    リーグ総合2位(    〃   の2位)

    リーグ総合3位(    〃   の3位)

    ルーキー賞

     リーグ初参加者の上位1

    レディース賞

     女性参加者の上位1

    OVER55

     55歳以上参加者の上位1

    タスク賞

     各タスクの上位1

  6. この規則は、必要に応じて改定する。

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